むさしのしぜんたんけんたい (東京都)
武蔵野市環境啓発施設「むさしのエコreゾート」で夏休みの間に開催されていた、「むさしの環境フェスタ」に参加しました。子どものためのワークショップが様々開催されている中、メンバーのお目当ては、『子ども自然調査会』に参加することでした。
この環境フェスタで1回目に開催された子ども自然調査会では、エコreゾートの周りで昆虫や植物など生き物探しをしたようですが、今回は趣向を変えてまず、武蔵野市で出会える生き物についてお話を伺い、その後土の中の小さな生き物探しやセミの抜け殻調査などをしました。
武蔵野市で出会える生き物についてのお話は、クイズも交えながらお話ししてくださっていたので、生き物好きのメンバーはクイズに答えながら楽しく聞いていました。コウモリやタヌキも生息していることに驚いていたようです。
土の中の小さな生き物探しでは、参加者に土が配られ、一見何も居ないように見える土をよーく観察してみるとダンゴムシの赤ちゃんや、ニョロニョロした謎の生き物などが見られて面白かったようです。見つけた生き物は顕微鏡で大きく見せてもらえて参加者みんなが色んな生きものを見つけていました。
セミの抜け殻調査では、実際にエコreゾートの周りで参加者みんなでセミの抜け殻集めをして、それをチャートを使って分類しました。アブラゼミとミンミンゼミが圧倒的に多かったです。今までなんとなく抜け殻の違いについては知っていたものの、真剣に分類したのは初めてで良い経験になりました。
一時間半のワークショップでしたが、その間ずっと楽しそうに参加していました。
また、ワークショップ終了後には展示を見たり、廃材を使った工作も楽しんでいました。
メンバーの今年の夏休みの自由研究が「自分が出会った昆虫図鑑」を作ることだったため、今回の武蔵野市に生息している生き物のお話は参考になりました。特に昆虫については「見たことあるよ!」と言える昆虫もいましたが、まだ出会っていない昆虫も紹介されていました。
今回、武蔵野市の自然についての新しい子ども向けの冊子も配布され、以前の冊子よりもすごくパワーアップしていて、子どもが自然探検したくなるような仕掛けがたくさん盛り込まれていました。武蔵野市の自然オンラインページでもさらに楽しめる内容があることも知りました。夏休みの自由研究としてだけでなく、年間を通してこれからも生き物探しが楽しめそうです。
この環境フェスタからの帰り道でメンバーが道路にいる蝶を見つけ、写真に撮って自宅でこの蝶のことを調べてみると、「アカボシゴマダラ」という外来種であることがわかりました。近年分布を広げていて、幼虫の食べ物が、在来種のゴマダラチョウやオオムラサキの幼虫と同じで、生態系に影響を及ぼす恐れがあるかもしれないということで、外来種についても考えさせられた1日となりました。
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