菊の子エコクラブ (東京都)
【概要】短くて使えなくなったチョークやチョークの粉を再利用して、使いやすい長いチョークに作りなおすというエコアクション(活動)です。私達の学校では使えないチョークやチョークの粉をを捨ててしまっていますが、このエコアクションをすることによって新たなチョークを作る資源を無駄にせずに済みます。また、3Rや5Rへの取り組みやたくさんの人にこの現状を知ってもらいたいと思いました。そして、小学校などの学校でこの活動を行うことによって、このエコアクションを未来へ繋げることができると考えました。小学校で取り組めるエコアクションは小さいことかもしれないけれど、エコに興味を持ってもらえるきっかけを作ることができればさらにエコの輪を広げられると考え、このエコアクションを行いました。
【仮説】チョークを再利用することで、ゴミを減らしたり無駄なチョークを買う必要がなくなるので 3R・5Rの実現を学校から始められるのではないか。
【実験方法】
❶短くなったチョークや粉を集め砕く。(飛び出てしまうので予備の袋を用意!)❷水を15~17%入れる。❸よく混ぜて型に入れる。(紙コップなどに入れて混ぜるなど)❹乾燥させる。❺完成!!
【実験結果】
1回目:型に入れたのに水の量が多くて固まらず、粘土状になってしまった。しかし、型の先端についていた少量のかけらは固まってカラフルな色の出る再生チョークになった。2回目:チョークの粉を色分けしたり、前回の反省を生かして水の分量を変えることで白と黄色の綺麗なチョークが出来上がった。まだ固まっていない色の再生チョークもあるが、出来上がったものは全て元のチョークと同じくらいかきやすかった。
【考察】
実際に使ってみると、少し水っぽいところはあったものの、しっかりと書くことができた。また、形も元のチョークとは違うが使いやすく、描きやすいチョークに完成させる事ができ、なめらかな書き心地だった。水の分量を工夫することでより書きやすいチョークを作ることができるということが2回の実験で分かった。一回に作るのに結構時間を要するのでもっと効率的な方法を見つけたり、チョークが固まりやすい比率なども見つけることができれば「持続可能なエコアクション」に繋がるのではないかと考えました。
【感想】
最初は失敗したが改善していくことで今回のように、成功させることができた!また、今回作成した再利用チョークは、普段先生方が使っている正規品のチョークより少し太めに作ったので持ちやすくなったと思います。このやり方は難しく、再生チョークの完成には時間がかかるので作るのが少し大変でした。でも、小さなことから始めることでエコな世の中にできるし、最初の目標欄にも書いたように未来を実際に作っていく小学生などの世代から広めていくことでエコへの関心が少しでも増えてくれたらと思います。このエコアクションは「意外と身近にあって、でも知らない」 そんなエコアクションだと私達は考えています。
だからこそ、自分たちの取り組みがこの報告書を通してたくさんの人に知られることによって、いろんな場所でエコでの取り組み、エコアクションが広まればいいなと思いました。ぜひ、皆さんも身近な材料からできるエコアクションに目を向けてみてはどうでしょうか?
(K・Aさん)(O・Yさん)(T・Hさん)(H・Mさん)(H・Mさん)
【3R→5R】
3Rの内容を見ていくと、Reduce(リデュース)Reuse(リユース)Recycle(リサイクル)の文字があります。この3つのRに加えて、近年Refuse(リフューズ)Repair(リペア)の2つのRが入った5Rとなってきています。リフューズは「ゴミの元となるものをもらわない」こと、リペアは「まだ使えるものを修理して繰り返し使う」ことです。この5つのRはエコアクションを起こすときに参考になる「エコの材料」になるので、皆さんも覚えてみてはいかがでしょうか?
【宣伝】
令和4年1月29日(土)に本校でオンライン公開研究会があります。もし、興味があれば、ご参会ください。
http://www.es.oizumi.u-gakugei.ac.jp/research/workshop.html
菊の子エコクラブ(東京都)
菊の子エコクラブ(東京都)
菊の子エコクラブ(東京都)
菊の子エコクラブ(東京都)