菊の子エコクラブ (東京都)
【概要】
冬の間のプールは災害の時以外使われていないので、プールの水と水車、モーターなどを使って水力発電をしてみました。
【仮説】
自分たちで作った水車にモーターを取り付け、コンデンサーに電気を貯めれば、モーターカーを動かすことができるのではないだろうか。
【実験方法】
①水車とモーターをミノムシクリップで繋ぐ。②さらに,コンデンサーの付いたモーターカーを繋ぐ。③水道で実験し,うまくいったらプールでする!
【実験結果】
水を水車に流すために、ペットボトルとストロー
を使ってダムを作りました。それで水を流すと・・・角度を考えるのは難しかったですが、うまくいくとスムーズに回りました。しかし、持続は上手にいきませんでした。なぜなら、うまくコンデンサーに電気がたまらず、モーターカーが、走らなかったからです。
最初にプールで実験した時、ダムから流れてきた水が水車のスプーンにしっかりと当たらずモーターが回らなかったので、ストローの位置を変えたり、水車の位置を変えたりしたことでスムーズに回る様にしました。
【実践を整理】
水車は無事に回りましたが、コンデンサーには電気が溜まりませんでした・・・。もっとたくさん歯車を回さないといけないということがわかったぜ。
【分析・考察】
なぜ、コンデンサーに電気がたまらなかったのか?
→実際にプールの水で水車を回した時に、理科で使ったモーターとは違い(理科で使ったモーターは歯車の様な物が連なっていたので、少しモーターを回しただけで、たくさん電気がコンデンサーに貯まった)少しの力でたくさん電気を貯めることはできませんでした。なので、私たちはモーターの回った数が足りなかったのではないかと考えました。もっとたくさんの時間、モーターを回さないといけないのかな…と思っています。ちなみに、手で水車をたくさん回した時は、コンデンサーにしっかりと電気をためることができ、モーターカーが走りました。
【感想1】
私は、最初、プールでの水力発電ができるとは、正直思っていませんでした。でも、みんなで協力して、考えを共有していくうちに、『もしかしたらできるかも!』と、私たちの夢は現実に変わっていきました。結果、水力発電で作った電気は活用できなかったけれど、友達と協力してやることの意味を深く感じられました。困ったこともたくさんあったけれど、誰かが誰かを支えて水力発電を実現させることができました。(T・Rさん)
【感想2】
冬の間など、プールのシーズン以外では、ほとんど使われていないプールを見て「無駄だなー」と思ったのが今回の実験をやるきっかけでした。私は、あまり苦労せずにすぐ電気が溜まるだろうなと思っていました。しかし、水力発電は思っていたよりも難しく、歯車が上手く回らなかったり、水を流す位置を変えないといけなかったりと、苦労がありました。私一人だけでは実現できませんでした。私だけでは思い付かないようなアイディアを出してくれたTさんとMさんには感謝しかないです。ありがとうございます!仲間と協力して何かをやり遂げる大切さに気づけました。結果、水力発電では、電気を溜める時間が足りず、できませんでしたが、また今度やる機会があれば、もっと長い時間をかけて、水力発電で電気を作り出してみたいです。(O・Kさん)
【感想3】
夏しか使われていないプールの水を使って水力発電をするというアイディアは絶対簡単にできると思いました。けれど、プールの水をどうやって水車に持って来るのかなど、どんどん出てくる問題点に頭を悩ませてしまいました。結果的には、水車は理科室から借りた風車を少し改良して水車を作り、ダムかプールの水を流して発電しました。何回もやり直し、3人試行錯誤しながら最終的に水車をプールの水の力だけで回すことが出来ました。実際にモーターカーを走らせることは出来ませんでしたが、何度もチャレンジして水車を回すことに成功したので良かったです。(M・Kさん)
【宣伝】
令和4年1月29日(土)に本校でオンライン公開研究会があります。もし、興味があれば、ご参会ください。
http://www.es.oizumi.u-gakugei.ac.jp/research/workshop.html
菊の子エコクラブ(東京都)
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