活動レポート

活動レポート

田んぼの用水路の生き物観察

まきのはら水辺の楽校 (静岡県)

活動日:

2021年07月25日

実施場所:

袋井市 溝口ファミリークリニック付近水路

参加メンバー&サポーター数:

30人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • 農業・栽培 農業・栽培

SDGs:

  • SDGs:安全な水とトイレを世界中に
  • SDGs:住み続けられるまちづくりを
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

袋井市溝口ファミリークリニックさんと共催で、田んぼの用水路の生物観察会の開催。

参加者のようす

 水路で生物を掴ましたことが有るか確認すると、3分の2の子供達が水路に入ったことが無く、生物を掴ましたこともないと言っていました。どうして観察しないのと質問すると、「どぶ川」だからと答えが返ってきた。
 水路に入る前に、生物に必要な3要素の確認を実施しました。手品で三要素「水・食べ物・住処(隠れ家)」を説明した後に、アクティビティーの「つながり発見!生息地」を活用して、3要素のつながりを体験で知ってもらった後に、水路に移動して観察会を開始しました。
 掴ました生物は、準絶滅危惧種の黒メダカとウナギ・銀ブナ・オイカワ・クチボソ・タナゴ・カワアナゴ・スジエビ・ヌマエビ・ホウネンエビ・ザリガニ・カワニナ・タニシ・ヤマトシジミ・イシマキガイ等を捕獲すると共に、特定外来種のアカミミガメも捕獲しました。
 水槽に入れてじっくりと観察した後に、「どぶ川」か再度確認すると、やはり「どぶ川」との回答が返ってきたので、水生生物による水質判定を確認すると、カワニナが沢山生息しているということは、ややきれいな水の判定基準に適合していることを確認して、どぶ川ではなく普通の小川であることを確認しました。この水が子供達が食べるお米を育てているので、水を汚すと美味しいお米が取れなくなるので、水を汚さない生活をするよう約束しました。少しですが、特定外来種の説明も説明しました。

感想・気づいたこと・考えたこと

 子供達が自分たちが生活している水路が「どぶ川」と認識ししていたことから、生物観察を介して、普通の小川であることを体験から学んでいました。また、小川(水路)の役割は、水を水田に流しいれて、美味しいお米を作っていることを確認して、水路の生物観察で捕獲した生物で、水のきれいさを判定できることを知ったようです。水を汚さないための生活を送れればと思います。

その他

 今回の観察会で学んだことを活用して、夏休みの自由研究で、近隣の水路の観察も実施すると言っていました。

まきのはら水辺の楽校のみなさん、報告をありがとう。
アクティビティによる事前学習、田んぼの用水路の生物採集と観察の様子、つながりの学習とまとめの様子がよくわかります。すばらしい体験学習のプログラムですね。好奇心がどんどんわいて、いろいろな観察から知ったこと学ぶこともたくさんあって、メンバーそれぞれが自分で考えて意見もしっかり言えたこともすごいと思います。田んぼの水路ですから、生物多様性も豊かで楽しかったでしょう。
指標生物によるとカワニナは「ややきれいな水」、タニシ・ザリガニは「よごれている水」にいるといわれていますが、いろいろな生物のつながりが環境の中でバランスをとっていることが大切なことだとしめしているようです。また、メンバーがここをどうして「どぶ川」と思ったのかの理由を知りたくなりますね。田んぼに引く水だけでなく、小川も大きな川もきれいな水であってほしいですね。水質は大切にしてほしいと思います。
夏休みにどんな自由研究や活動を予定しているでしょうか。期待しています。暑さに負けないで頑張ってください。(環境カウンセラーMJより)
エコまる
まきのはら水辺の楽校のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

60 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名まきのはら水辺の楽校
  • 所在地静岡県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

クラブ写真

楽しく~面白く~新発見

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧