まきのはら水辺の楽校 (静岡県)
袋井市溝口ファミリークリニックさんと共催で、田んぼの用水路の生物観察会の開催。
水路で生物を掴ましたことが有るか確認すると、3分の2の子供達が水路に入ったことが無く、生物を掴ましたこともないと言っていました。どうして観察しないのと質問すると、「どぶ川」だからと答えが返ってきた。
水路に入る前に、生物に必要な3要素の確認を実施しました。手品で三要素「水・食べ物・住処(隠れ家)」を説明した後に、アクティビティーの「つながり発見!生息地」を活用して、3要素のつながりを体験で知ってもらった後に、水路に移動して観察会を開始しました。
掴ました生物は、準絶滅危惧種の黒メダカとウナギ・銀ブナ・オイカワ・クチボソ・タナゴ・カワアナゴ・スジエビ・ヌマエビ・ホウネンエビ・ザリガニ・カワニナ・タニシ・ヤマトシジミ・イシマキガイ等を捕獲すると共に、特定外来種のアカミミガメも捕獲しました。
水槽に入れてじっくりと観察した後に、「どぶ川」か再度確認すると、やはり「どぶ川」との回答が返ってきたので、水生生物による水質判定を確認すると、カワニナが沢山生息しているということは、ややきれいな水の判定基準に適合していることを確認して、どぶ川ではなく普通の小川であることを確認しました。この水が子供達が食べるお米を育てているので、水を汚すと美味しいお米が取れなくなるので、水を汚さない生活をするよう約束しました。少しですが、特定外来種の説明も説明しました。
子供達が自分たちが生活している水路が「どぶ川」と認識ししていたことから、生物観察を介して、普通の小川であることを体験から学んでいました。また、小川(水路)の役割は、水を水田に流しいれて、美味しいお米を作っていることを確認して、水路の生物観察で捕獲した生物で、水のきれいさを判定できることを知ったようです。水を汚さないための生活を送れればと思います。
今回の観察会で学んだことを活用して、夏休みの自由研究で、近隣の水路の観察も実施すると言っていました。
まきのはら水辺の楽校(静岡県)
まきのはら水辺の楽校(静岡県)
まきのはら水辺の楽校(静岡県)
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