2023.09.11 掲載
クラブのSDGsアクション
ネイパルこどもエコクラブは、子供たち自らが考え行動することを目標としています。そのため、昨年までの活動では主に知識をつける段階として、様々な体験を行いました。そして今年は得た知識を基に自分たちでできる環境活動として、活動内容を参加者自身が計画しています。
ネイパル北見のHPで募集しており、これまでに体験プログラムに参加したリピーターさんを中心に北見市外からも応募があります。
小学3~4年生を【ジュニア・レンジャー】、5~6年生を【エコ・レンジャー】、中学生を【ユース・レンジャー】として3つに分け、エコ・レンジャーを中心に活動し、ユース・レンジャーがサポートを行うかたちで実施しています。
今年度は、4月・7月・10月の3回の活動を予定していますが、メンバーから希望があれば回数は増える可能性があります。
何といっても目の前に広がるサロマ湖が自慢です!しかし、サロマ湖はゴミが目立つようになってきました。またアマモが繁茂しすぎて、カヌーやいかだ、SUP体験の妨げになったり、景観を損なったりといった問題も生じています。そのため、エコクラブのみんなでゴミ拾いなどの活動をして、サロマ湖の環境資源を守る活動をしています。
毎年12月に開催する「Thanksday」というイベントです!
焚火でマシュマロなどのアウトドア、モルックなどの珍しいスポーツ、森の散策ツアーなど10~20ものプログラムが体験できるネイパル北見最大のイベントで、昨年は日帰り・宿泊を合わせて延べ100人近くの方が来場され、楽しい時間を過ごしました。今年はどんな体験ができるのか、子どもたちは今から楽しみにしています。
前回の活動で、植樹活動を行うためのどんぐりの苗作りを行いました。この活動には実際にネイパルの敷地で発芽したどんぐりの芽を用い、一本ずつ鉢に植えて育てています。コーヒーかすなどの普段廃棄するゴミや、落ちている枯葉、サロマ湖のアマモなどを土に混ぜて、肥料の効果があるかどうかを比較調査するなど、実験感覚で取り組んでいます。育った苗木は敷地内に植え戻して成長の様子を観察する予定です。
子どもたちからは、「普段気にしていなかったものや、何も考えずに捨てていたものが有効活用することができることが分かった。」「ほかにも利用できるものはないか調べたい」など、多くの意見や感想が出されました。
クラブの活動の参考とするほかに、ネイパル北見で行われている他の事業でも活用させてもらっています。
9月9~10日に実施した『防災AP(Active Program)』という主催事業では、2日目の振り返りの時間に「Bosai×ECO CAMP」の資料を活用し、新聞紙を使ったスリッパづくりなどを行いました。
1回限りのイベントではなく通年の活動として行うことで、環境への興味・関心を継続して持ち続ける機会を提供できるのが一番のメリットだと思います。ネイパルこどもエコクラブでは次年度の活動計画もメンバーが中心になって考えますので、より長いスパンで子どもたちに働きかけることができます。
また、クラブへの参加を通して施設を利用するリピーターの増加も期待できます。何度も訪れることで施設に愛着が湧き、ファンになってくれるとうれしいですね。ネイパル北見には魅力的な体験プログラムがたくさんあります。サロマ湖の夕日もとてもきれいですので、ぜひ一度遊びに来てください!!
「ネイパルこどもエコクラブ」さん、ありがとうございました!
「リアルヴォイス」では、以下のようなクラブやメンバーたちをとりあげて紹介していきます。
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ぜひ全国事務局までメールをお送りください!