「リアルヴォイス」人気コーナー「きみの名は」! ぶらぶらあぶらクラブ(福岡県福岡市)
2021.06.10 掲載
こどもエコクラブには毎年約2,000クラブ、10万人の子どもたちが参加しています。
この「リアルヴォイス」のコーナーでは、まちのエコのため、地球の環境を守るために日々コツコツとがんばるクラブと子どもたちにスポットを当てます!次はあなたのクラブがインタビューされるかも!?
今月のリアルヴォイスは、ユニークな名前のクラブにフォーカスする「きみの名は」!
今回は、福岡県福岡市から結成2年目の「ぶらぶらあぶらクラブ」さんの登場です。「ぶら」がたくさんついていて響きがとってもユニークですが、どこから名付けられたのでしょうか?クラブの名前の由来と活動について、伺いました★
さっそくインタビュー!
クラブ名の由来を教えてください。
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活動場所の油山市民の森を皆でぶらぶら観察しながら楽しく歩きたいという思いを込めて名付けました。名前の中にラブ(愛)があふれていていいなという事で決定。
それともう一つ、観察中に植物の名前などを先生から沢山教えてもらうのですが、結局覚えきれなくて「あ~あの、何とかかんとか!」と言ってしまう事が多々あるんですよ。その何とかかんとかを英語で”Blah-Blah-Blah”というので、クラブ名の英語表記はBlah-Blah-ABlah Club にしています。
要するに、油山でぶらぶら歩きながら名前が覚えられずにブラブラブラっと言っている自然を愛する人達のクラブです(笑)
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メンバーは「ぶらぶらあぶらクラブ」という名前をどのように思っていますか?
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実はクラブ名より、観察会のイベント名である「森ぶら」の方が、皆さんに親しまれています。ぶらぶらあぶらクラブは、参加自由形なので、メンバーとしての意識は低いかも…。なので、今年は何度も参加してくれる子にクラブの名刺を作ろうと考えています。エコクラブのメンバー手帳の後ろの方に名刺を貼るページがあるので、名刺交換して楽しめたらいいなと。
それから、クラブ名に「ぶら」たくさんあるので、紙に書く時など、小さい子は、お母さんに「ぶら、もう一回ぶら」と教えてもらいながら書き、小学生は間違えないように「ぶら、ぶら、、、」とつぶやきながら書いています。その書いている姿がとても真剣で、すごくかわいいです。
クラブの自慢は何ですか?
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活動場所の「福岡市油山市民の森」が広くて景色が良くてとっても楽しい場所だということです。観察センターには、森のことに詳しい先生たちがいらっしゃって、森で見つけた植物や生きものなど何でも教えてもらえます。いつも「森ぶら」に付き添ってくださる観察センターの先生「さんちゃん」と歩くと、不思議と森の生きものたちが、さんちゃんに挨拶しに出て来るんですよ!他にも、きのこちゃん(先生)と歩くと、森がキノコだらけだって事が分かるし、マッキー(先生)と歩くと山の斜面や地面がダイナミックな遊び場に早変わり。そんな風に先生たちと歩くと、目に映る世界がグッと広がるんです。本当に不思議!
これまでの活動で一番印象に残っているものは何ですか?
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子どもたちに聞いてみたら、一番は、夏のスペシャルで行った水生生物調べと沢登りでした。水生生物調べはたくさんの種類が見つかって、驚きの新世界に熱中しました。また沢登りは、思った以上に水量が多くて大人も必死で、泣き声、叫び声、笑い声、励まし合いの掛け声と、油山の谷間に魑魅魍魎(ちみもうりょう)的な声が響き渡っていました。そんなワクワクドキドキな一日が一番印象に残っているらしく、今年も楽しみにしているそうです。
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これからやってみたい活動は何でしょう?
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たくさんありすぎて困ってしまいますね~(^_^;)一つ挙げるとしたら、子どもたちの自由な発想を活かした何でもありの秘密基地を作ってみたいです。その秘密基地で、水も食べ物も燃料もなるべく森で集めて、料理して、子ども任せのサバイバル生活!!めっちゃくちゃなことになってもいいから、自然と人間の関わりを、シンプルな生活を通してダイレクトに体験!そういう自然体験を通して地球の未来を子どもも大人も一緒に考えていけたらいいなと思います。
それと、子どもたちからは、もっと生きもの探しがしたい!とのリクエストがありました。山の中で迷子が出たら危ないと思ってバッタ探し程度にしていたのですが、どうやったら皆でできるか話し合って実現したいです。問題は…サポーターの私がヘビが超苦手なんですよね~。でも子どもたちはヘビを探したいんですって(泣)
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楽しい名前は福岡市民の憩いの場である「油山(あぶらやま)」をぶらぶら歩きするところから来ていたんですね。「ぶらぶら」という日本語だけかと思っていたら、「Blah-Blah」や「ラブ」といった英語の意味まで隠れていたとは奥が深い…(^_^)「油を売る」というとよくない意味になってしまいますが、自然の中を気ままに歩くときは「油を売る」くらいがちょうどいいのかもしれません。自然観察センターのスタッフへの親しみも含め、メンバー・サポーターのみなさんが油山というフィールドに愛着を持っていることがよくわかりました。
夏までにヘビ嫌いを克服して(^_^;)、子どもたちと一緒に思う存分生きもの探しができるといいですね。活動レポートを拝見するのを楽しみにしています!!
「リアルヴォイス」では、以下のようなクラブやメンバーたちをとりあげて紹介していきます。
インタビューを受けてもいいよ☆というクラブのみなさん、
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- 地道にコツコツと地域で活動しているよ!というクラブ
- ゆかいなクラブ名の秘密、教えます!というクラブ
- 大学生・社会人としてがんばっているこどもエコクラブのOB/OG