2020.08.11 掲載
今回は石川県金沢市の「タイムマシンクラブ」さんにご登場いただきました★
地域のお友だちが集まった「タイムマシンクラブ」さんは、何と2020年度で活動24年目!こどもエコクラブが発足26年目ですから、ほぼこどもエコクラブの歴史と共に活動を積み上げてきたベテラン中のベテランクラブです。エコまるにとっては「幼なじみ」のような感じでしょうか^^ 石川県代表として全国フェスティバルにも何度も参加してくれている元気なクラブです。
それでは早速、インタビューしてみましょう!
もともと地域の子どもたちで集まって廃品工作や自然観察をすることが多く、みんなで楽しんで活動していました。そんな時、ちょうど環境庁(当時。2001年度より環境省)で「こどもエコクラブ」というものをやっていることを知り、「自分たちのしていることと一緒だな」と親近感を覚えて、クラブ登録することにしました。
年度が替わっても、メンバーの友達、そのまた友達、といった具合に活動に興味をもってくれた子どもがメンバーになって、今まで続いてきています。
ずばり、夏の合宿です!毎年、廃校となった学校の体育館を借りて寝泊まりする合宿をしています。合宿の前後には「大事に使わせてもらいます、今年もよろしくね」「ありがとう、来年もくるからね」という挨拶の気持ちも込めて、すみずみまで雑巾かけなどをしてみんなで徹底的に大掃除をするのも合宿でのお約束になっています。
夏の合宿での一番楽しい活動は、川の生き物探しをすることです。川岸の草の生えているところを網でごそごそすると、エビやヤゴ、ヨシノボリやミズカマキリなどが網の中にどんどん入ってきて、子どもたちはみんな大歓声!目を輝かせて観察しています。最近はだんだん生き物の種類が減ってきているようで、とても残念です。
また、マイ箸づくりも欠かせない活動です。竹林から竹を切り出し、食事で使う箸をつくります。子どもたちは黙々とナイフで一本一本削り、誰もが真剣に取り組んでいます。合宿期間中ずっとその箸を使い続けます。残った竹をのこぎりで切って、お皿や器を作る子もいます。
自然の中の活動だけでなく、地球環境について子どもたが考えられるようなテーマを取り入れたインドアの活動もしています。この間はカカオ豆からチョコレートを作るプログラムにチャレンジしたのですが、新型コロナ感染予防として1回あたりの参加人数を抑えて2回行うことで、メンバーみんなで体験できました。室内の人数制限もありましたが、みんな楽しんでいたようです。
カカオ豆から作ったチョコレートと市販チョコレートとの違いを調べたり、産地によるカカオ豆の味比べをしたり、楽しみながらもフェアトレードについて考える機会になりました。
初めは大人から教えてもらう活動だったのに、だんだん子どもたちが自ら進んで学ぶ力、自分から表現する力が育まれ、工夫して活動する子どもたちの主体的な姿が見られるようになりました。
夏合宿は完全自炊生活なんですが、自分たちでその日のスケジュールを見て、食事の準備、活動の準備などをしてくれます。これから必要なことに誰かが気づき、それを仲間全員に伝えて協力して活動をするようになっています。
子どもたちが自分たちの身の回りのことに興味を持って、それらを探求しようとする知的好奇心と自主性が育ったことです。子どもたちは自然が大好き★ そこからスタートして環境に興味を持てるようになったことも、とても良かったと思います。
「リアルヴォイス」では、以下のようなクラブやメンバーたちをとりあげて紹介していきます。
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