2020.06.10 掲載
今回のリアルヴォイスは埼玉県川口市の「自然探検コロボックルくらぶ」にインタビュー!
3歳から高校生まで、幅広い年齢の91人が登録する、今年10年目のクラブです。
埼玉県川口市を流れる綾瀬川の河畔に広がる「綾瀬の森」を活動拠点として、月1回のペースで自然の中で楽しく活動しています。
それでは早速、インタビューしてみましょう!
うわ~楽しそう!聞いているだけでワクワクします★
活動拠点の「綾瀬の森」は、綾瀬川の河畔林で市民が作り出した自然地で、木と草が残され、生き物の多い場所です。
発足当時から継続している生き物調査では、これまでに321種の昆虫を確認しています!
この森に遊歩道の建設が決まった時、夜の森の生き物調べでセミの幼虫が土から出てくるのを観察していた子どもたちは、早速「土の道」と「舗装の道」を比較調査!
すでに舗装されていた草加市側の遊歩道と、建設予定の川口市側の未舗装の道を歩き、路面温度や歩いた時の感触、生き物の種類などを調べました。
調査の結果は、
【舗装の道】
・夏の路面の温度53度とかなり暑くなる
・生き物が少ない
・歩きやすいが、硬くて疲れる
【土の道】
・草が生えて、路面の温度が下がる
・生き物が多い
・疲れない
その後、川口市の行政担当者の方を招き、森で「子ども未来環境会議」を開催。調査結果をもとに「土の道」を提案しました。
その結果、遊歩道は生き物に配慮した「土の道」に決定!!
この取り組みが評価されて、2017年度に日本自然保護大賞(主催:(公財)日本自然保護協会)を受賞しました。
遊歩道は2020年度完成予定で、現在「綾瀬の森」横の土の道の整備が始まったところです。
中学生メンバーが、桑の実ジャムの作り方 を説明してくれています。 |
カヤックで、日本一汚いと言われた綾瀬川 の水上ゴミ拾いをしました。「ペットボト ルのごみが多かったです。」 |
落ち葉を集めて、越冬幼虫の体験をしました。 |
自然の中で楽しみながら活動していた子どもたちが、森の生き物を守るために成長していく姿が本当に素晴らしいです!
自然探検コロボックルくらぶさん、ありがとうございました★
「リアルヴォイス」では、以下のようなクラブやメンバーたちをとりあげて紹介していきます。
インタビューを受けてもいいよ☆というクラブのみなさん、
ぜひ全国事務局までメールをお送りください!