2016.10.19 掲載
こどもエコクラブに関わるサポーター・コーディネーターさんたちが、こどもエコクラブのサポートやコーディネートを通じ、どんな活動プログラムを行っているのか、またどんなことを感じているのかそのリアルな声をご紹介します♪
他のサポーターさんやコーディネーターさんのご意見は、クラブをサポートする側にとって大変興味深いものかと思います。このコーナーがクラブに関わる多くのみなさんにとって取り組みのヒント・今後の活動の充実のための参考となって、どんどんクラブが元気になりますように★こどもエコクラブは20周年を超え、全国各地で地域の環境保全活動をリードするなど、地域にあわせて成長しているクラブが続々!!
そんなキラキラしたクラブを「リアル・ヴォイス」の特別版「リアル・ヴォイス☆Premium(プレミアム)」としてご紹介していきます★
2016年に結成8年目を迎えたMIYASHIROエコ☆スターズ。
子どもたちが自主的に活動を繰り広げ、サポーターが活動を発信することで、クラブの活動が地域を巻き込みながら発展・継続しています。
「リアル・ヴォイス☆Premium(プレミアム)」第一弾は、こどもエコクラブのモットー「こどもたちの、こどもたちによる、こどもたちのための環境活動」を地で行くステキなクラブ「MIYASHIROエコ☆スターズ」の秘密を紹介します!
MIYASHIROエコ☆スターズ(以下、エコスタ)の活動は、月1回。2016年度のメンバーは小学生6名、中学生5名、高校生7名の計18名です。エコスタのロゴマークが入った青いTシャツを着用し、地域の施設を活用して活動しています。
中学校で環境ボランティアとして活動していた男子と卒業生がグループを作り、町の教育委員会主催の「宮代町子ども環境会議」に参加。環境に関する発表や活動を行ったところ、共感した子どもたちが増えてエコスタが発足しました。
エコスタは全体を統括する代表(高校生)を1名おき、イベント毎にリーダーを決める「チーフ制」を取っています。
チーフは主に中学生で、小学生メンバーをサポートします。小学生がイベントのアイデアをだしあい、助け合って活動します。
チーフは責任感を持って仲間を動かさなければなりません。
最初は、指示が上手くいかなかったり、メンバーが思うように動いてくれなかったり、ストレスをもつ子も多いのですが、経験を重ねることによって人を動かす力が身につきます。小学生メンバーもチーフが頑張る姿を見て育つので、中学生になる頃にはリーダーシップが身につき、後継者を育てる…といった循環を目指して活動しているのです。
代表サポーターの小川さんは、結成のときからずっとメンバーの自主性を尊重し、活動の企画・運営も全て任せ、「サポーターは子どもたちが自分で考えるよう見守る」スタンスを貫きます。子どもたちと活動を続けるなかで「リーダーは才能でなく、経験から生み出される」との確信が芽生えたそうです。
クラブの活動を通してメンバーが互いに学び合い・成長し、発展しながら継続すること、それがエコスタの一番の魅力です。
エコスタにとって一番重要なサポーターの役割は何でしょう?
小川さんは「ずばり、広報!」と言います。「どんないいことをしていても、町の人に伝わらなければしょうがない」。
地域の環境に関心を持ち、エコスタを応援したり、環境保全活動に参加したりする人を増やさなければ意味がない。まず、町の環境課担当部署と教育委員会にエコスタの活動を報告しました。自分たちの活動を地域に広く発信してもらえるよう、町や教育委員会の後援も求めます。
町や教育委員会が活動を認めていただくことによって、地域の方々からの信頼が高まります。町からの提案で地域イベントに無料で出展し、エコスタの活動をたくさんの人に知っていただく機会が生まれました。
エコスタは宮代町・ゴミニケーションが共催する「ふるさとキレイ大会in宮代」を年に1回開催しています。
開催当初はスタッフとなるメンバーが足りず地元の大学生の応援を借りて大会は成功しました。これをきっかけに、毎年OBも含め大学生のみなさんの協力があり、2016年3月の第4回には9チーム54人が参加。拾ったごみの量を競いました。
大がかりなイベントは多額の資金を必要とします。
エコスタは協賛金を集めるため、町役場を通して商工会議所を紹介していただきました。メンバーが自作のイベントの資料を持って商工会議所を訪問。自分たちの言葉でイベントの趣旨や内容を説明し理解していただいたことで、町内の商店会会長を紹介してもらうことができました。次にその商店会会長宅を1件ずつ回って協賛をお願いしました。
熱のこもったメンバーの説明は大人たちの心を動かし、多くの協賛金を得ることができたといいます。
結成当初は数人の熱心なメンバーによる活動でしたが、町や教育委員会、地域の人々を巻き込みながら地域に根付き、発展を続けたクラブです。活動をアピールすることによって認められ、活動が地域の中に広がることによって応援する人、協力する人が増えています。
活動が認められるとメンバーのモチベーションが高まり、活動はさらに活発になります。
「宮代町でエコスタを知らない人はいないと言われるよう、今後も積極的に発信し続けます!」。
最後に小川さんは元気に答えてくれました!
「リアルヴォイス」では、幼児から取り組める簡単なプログラムから、学校や地域全体で取り組めるプログラムをご紹介いただけるサポーター&コーディネーターを大募集しています!また「こんなプログラムを紹介してほしいな」というリクエストも同時に受付けています♪
タイトルを「リアルヴォイス」とし、ぜひ全国事務局までメールをお寄せください。
プログラムをご紹介いただいた方は、こどもエコクラブ粗品を差し上げます。
皆様からのたくさんの声(ヴォイス)を、お待ちしています!