八王子市とコラボ★カレーから地域の脱炭素対策を考えるプログラムを実施しました！

2025.03.21 掲載

東京都こどもスマイルムーブメントの一つとして実施している企業・団体等と区市町村との協働による子供・子育て世代向けの取組に、公益財団法人日本環境協会として参加し、食をテーマにカードゲームで自分たちができる身近にできる脱炭素アクションを考えるプログラムを開発・実施しました！

カーボンニュートラル・脱炭素は、地域の多様な主体が関わり合いながら取り組む必要があり、なかなか社会実装が伴っていないことが課題となっています。今回は、毎日私たちが口にする「食べもの」特に対象者である子どもたちが大好きな「カレー」の肉や野菜などの食材の産地や輸送方法、旬、調理のエネルギーなどの観点から食材を選び、地球にやさしい「推しカレー」レシピを考えるカードゲーム形式のプログラムを企画し、東京都こどもスマイルムーブメントの「企業・団体等と区市町村との協働による取組」を通して実施することができました。

コラボレーションした自治体は東京都八王子市！
八王子市のこどもしあわせ課と教育委員会学校給食課とともに、プログラム「推しカレー・カードゲーム」を開発しました。
12月21日に開催されたイベントでは、学校給食課による講義「八王子市の"食"を学ぼう」や、地球環境にやさしい・八王子市らしい・おいしい食材の組み合わせ方ついて学んだあと、いよいよカードゲームにチャレンジ！
今日のイベントで「推しカレー大賞」に選ばれたグループの食材のレシピは、3月の八王子市内の学校給食で提供されるかも⁉ の発表で会場はヒートアップ！本気の勝負で挑みます！

いざ、グループ対抗でゲーム開始！
「推しカレーカードゲーム」は、グループに分かれてたくさんの食材カードから食材を選び、選んだカードの「環境ポイント」で競います。
肉と魚のどっちが環境にやさしいのかな？近くでとれたもの、八王子市産がエコだからポイントが高いんじゃない？エコもいいけど、みんなが食べる給食だからおいしいほうがいいよね。クリーミーな味にしたいから隠し味も必要！‥などと自分の考えを伝え、たくさんの意見を交わしながら、食材カードを選ぶ子どもたち。他のグループはどんな食材を選んだのかな？と偵察に行く姿も！
さあ、ゲームの結果はいかに‥⁉

みんなが笑顔になる"「推しカレー」大賞"は‥？
気候変動の影響でしょうか。この夏、八王子市の「ひょう」被害を受けた地域の農家さんが、葉物野菜の代わりに植え直した大根が2～3月に一斉に収穫期を迎える、という話をきいたグループが「その大根を給食で使えば農家さんの応援にもつながるのでは？」と「大根」を入れることを考案してくれました。加えて八王子の特産「桑の葉」を使った「「The八王子グリーンカレー」」が見事、大賞を受賞！
地域でとれる野菜を使うことは輸送時のCO2削減になるうえ、地域の特産品を知り消費することは地域の農業活性化にもつながります。地域の脱炭素対策にもつながり、地元の農家さんもみんなも「スマイル」になる推しカレーが見事、大賞に選ばれました。











みなさんの「推しカレー」は？
私たちが毎日いただく食事を切り口に、参加者が自ら考え脱炭素対策アクションへの行動変容につながり、さらに地域脱炭素にも貢献する「推しカレー」。
あなたの地域でとれるもの・特産品は、なんですか？地域のみんなが笑顔になるカレーって？
カードゲームを使って、一緒に考えてみませんか？

参考：2023年度・東京都こどもスマイルムーブメント「企業・団体等と区市町村との協働による子供・子育て世代向けの取組」
2つの自治体と協働！葉っぱを切り口に脱炭素アクションを考えるプログラムを実施しました♪

★おまけ★

給食に提供された「The八王子グリーンカレー」をいただいてきました♪
3月には大賞を受賞したカレーが市内の学校給食として提供されました。学校給食課の調理師さんご協力のもと、試作に試作を重ねて実現したカレーはどんな味かな？推しカレー大賞を受賞したグループのお友達が在籍する、八王子市立いずみの森義務教育学校にお邪魔して、事務局もいただいてきました！

八王子の農家さんを救った「大根」はしっかり歯ごたえを残しており、食べ応え抜群！生クリームと牛乳で溶いた「桑の葉ソース」は後がけで提供され、カレーに彩りを添えていました！さつまいもやコーンやチーズが入っているので、甘くてクリーミー、まろやかなカレーに感動しました★