インターン生制作・環境教育ゲームのワークショップを行いました
2024.02.01 掲載
1月27日(土)に環境教育ゲーム「RISK!!~里山・山の危険編~」のワークショップを行いました。
ワークショップに参加してくれたのは、埼玉県の「竹の子エコクラブ」!元気いっぱいなメンバー11名でゲームを遊んでくれました★
「RISK!!~里山・山の危険編~」は、こどもエコクラブ全国事務局をお手伝いしてくれているインターンの大学生、松本さんが制作した環境教育ゲームです。
以前こどもエコクラブ全国事務局がアース製薬株式会社様協力で制作した「危険生物カードゲームWARNING!!」を元に、登山の3つのリスク「危険生物」「熱中症」「けが」を題材にし制作したすごろく型のゲームとなっています。
さいころの運で決まるのではなく、プレイヤーが自ら行動を選択しながらリスクへの対策の重要さを学べるつくりとなっていて、最近目撃情報が続くクマなど危険生物等への対策も重要視されている中で、子どもたちにリスクへの対策を楽しみながら学んでほしいという思いのもと制作してくれました。
今回は試作完成品として、ゲームを遊んでもらって感想と意見をもらうワークショップを開催しました。
まずはご挨拶とゲームの説明。
すごろく盤を机に敷くと「かわいい!」の声^^ルールブックも気に入ってもらえたようです。試作品なので手作り感のあるゲームですが、反応は上々。
インターン生の松本さんが挨拶と導入、ゲーム説明をすると、真剣な眼差しで聞いてくれます。ゲームのルールは複雑なところもあるので、少し難しいかな?
ルール説明を終えて、いざゲーム開始!2グループに分かれてゲームを行います。
ゲームが始まると、説明では少し難しかったルールも問題なく進みます。子どもの吸収力はスバラシイ^^
このゲームの面白さのひとつは「自分の選択が結果を変える」というところです。
最初から「じっくりリスクの対策ができるコース」「スピード重視のコース」の分かれ道…どちらを選ぶかに性格が出ますね。
ゲームが進むと、バディを獲得できるマスが!別の人とバディを組むと、お互いのピンチの時に助け合う事ができます。助けた人もポイントをゲットできるので、バディはぜひ組んでおきたいところ。自分が持っていない対策カードを持っている人と組むか?たくさん助けてポイントゲットするか?誰とバディを組むかも重要です。
そして行動を選択するマスもあり、自分のいろいろな選択によって最終的な結果が変わるので、みんな真剣に考えます。
「誰と組もうかな?」「どっち選ぶ!?」「どうしよ~!」と楽しそうな声^^みんなたくさん迷って進んでいきます。
危険生物に対して対策できた場合には危険生物カードをゲットできるので、それも嬉しい♪
途中のマスには「話しあおう!」というマスがあり、お題に沿ってみんなで話し合いをします。例えば「クマに遭遇したらどうする?」というお題。「熊鈴を持ち歩く!」「熊撃退スプレー!」とゲーム内で学んだことをしっかり取り入れている子もいれば、自分の知っている知識を披露する子もいました。
ラストスパートに入ると、どちらのグループも大盛り上がり。「〇〇ちゃんには追いつけるかも!」「5の目が出て欲しい!」「1回休みだー!」と興奮の中、ついに決着★
しかしこのゲーム、到着順位だけで結果は決まりません。「到着順位」に加え「リスクへの対策スコア」「獲得カードスコア」の合計点で総合順位が決まります。
3着だったけど対策スコアが満点で総合順位が2位になったり、ゴールは最後だったけど総合順位は少し上がったり、運だけじゃない結果の決まり方が面白い♪
ゲームが終わると、「もう1回やりたい!」「このゲーム売るんですか?欲しい!」など、嬉しい言葉をたくさん聞くことができました。
ゲームの振り返りタイムを行い感想を聞くと、「ルールが少し複雑だったけど、それが新感覚で楽しかった」「楽しかったけど悔しかった」と、楽しく真剣に遊んでくれたからこその感想をもらうことができました。
最後にアンケートを書いてもらい、ワークショップ終了。
アンケートにはメンバー・サポーターのみなさんから、たくさんの参考になる意見をいただきました。
今回、実際に「RISK!!~里山・山の危険編~」を遊んでもらえて、とっても参考になりました。みんなの楽しそうな姿に癒され、元気な様子に力をもらえました^^
このワークショップでの反応やアンケート結果を、環境教育ゲームの改善につなげていきたいと思います。
元気に楽しく参加してくれた「竹の子エコクラブ」のみなさん、ありがとうございました!
<インターン生 松本さんより>
こんにちは!インターン生の松本です。
まずはご協力いただいた竹の子エコクラブのみなさん、本当にありがとうございました!
ワークショップ前は「少し難しいかな」と不安もあったのですが、みなさんルールを理解してスムーズに進められていてとても安心しました。何より竹の子エコクラブのみなさんが笑顔で楽しんでくれたことが本当に嬉しかったです!!
教育ゲームは「楽しさ」「分かりやすさ」「デザイン」などだけでなく「学習効果」も考えなければなりません。何度も修正・検討を重ねて大変な部分もありましたが、こうしてみなさんに楽しんでプレイしてもらうことができ、改めて「制作してよかったな」と感じました!
みなさんからいただいた意見を基に、さらなる改善をしていきたいと思います。
重ねてになりますが、ご協力いただいた竹の子エコクラブのみなさん、そしてゲーム制作のサポートをしていただいたこどもエコクラブ全国事務局の皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。