「食品ロス」とは、まだ食べられるにもかかわらず廃棄されている食品のこと。
日本における食品ロスの排出量は、年間約612万トン(平成29年度実績)と試算されています。この量は、国民一人当たり年間約50キログラム、毎日お茶碗1杯分(約140グラム)の食べ物を捨てている計算になります。
岩手県では、特に年末年始の時期における食べ残しを削減するため、平成28年度から「もったいない・いわて☆食べきりキャンペーン」を実施しています。
◎「もったいない・いわて☆食べきり協力店」をご利用ください
岩手県では、平成29年度から、食品ロスの削減に取り組む飲食店及び宿泊施設等を「もったいない・
いわて☆食べきり協力店」として登録する事業を実施しており、県内の141店舗(令和2年11月1日現在)
が登録しています。
外食をする際には、「もったいない・いわて☆食べきり協力店」を利用しお店の取組を応援しましょう!
「もったいない・いわて☆食べきり協力店」の登録店舗の詳細につきましては、以下のホームページを
ご覧ください。
◎家庭における食べ残しを減らしましょう!
日本における食品ロスの発生量は約612万トンで、
このうち約半分は家庭から排出されています。
コロナ禍の今年は、年末年始はゆっくり家で過ごすという方も
多いと思います。
家庭での食品ロスを減らすポイントは次のとおりです。
・買い物では 空腹のまま買い物に行かない
食材は必要な分だけ購入する
安いからといって買いすぎには注意する
買い物に行く前に冷蔵庫をチェックする
・調理の際は 食べきれる分量で調理する
残っている食材から調理するように心がける
野菜や果物の皮などを厚くむきすぎない
食材によっては皮ごと調理して使いきる
・普段の暮らしでは 冷蔵庫の在庫を把握し食材を腐らせないようにする
消費期限と賞味期限を確認し手つかずのまま捨てることのないようにする
★注 消費期限は、期限を過ぎたら食べない方がよい期限(安全性の保証期限)で、
賞味期限は、おいしく食べることができる期限(おいしさの保証期限)です。
◎『 3010(さんまるいちまる)運動』を実践しましょう
「3010(さんまるいちまる)運動」とは、長野県松本市が考案した宴会時の
食品ロスを減らす取組です。
宴会開始後30分間は、自分の席を移動せずに出された料理を楽しみます。
宴会終了10分前になったら、再び自分の席にもどって料理を食べきるようにしましょう。
職場や地域等で開催される宴会の際に、この運動に取り組むことにより、食べ残し量の削減に
つながります。
「3010運動」で食べ残しゼロを目指しましょう!