【2023 壁新聞道場!】たのもーーーう!群馬県 その3
2023.11.29 掲載
群馬県からは7枚の壁新聞が届いたよ!今週は大島自然たんけんたいをご紹介。
藤原師範よろしくお願いしまーす。
群馬県 その1 その2
館林市「大島自然たんけんたい」
①春号
SDGs |
②夏号
SDGs |
③秋号
SDGs |
大島自然たんけんたいのみなさんへ
師範から一言!
大島の自然について、春夏秋と季節を変えて、3枚の新聞でご紹介いただきました。第一印象として、春夏秋のどれもが、一般の新聞のように記事を四角で囲った形式に統一されていて、分かりやすいです。内容については、それぞれの季節の自然を探検するように出会った生き物を知ろうとする気持ちが表れていて、とてもいいことです。そして、絵が多く、また、4コマ漫画、クイズもあり、親しみがもて、興味をそそられます。どの新聞も同じように好感をもてますが、春夏秋のそれぞれについて気がついた点は、次のとおりです。
春号を書いてくれたみなさんへ
師範から一言
春の生き物として、テントウムシについては何を食べるかなどや、サクラについてはどのように春に咲くかなどについて、どちらもよく調べています。このように疑問をもって調べ、それを文章や絵、クイズで表すのは、自然を知ろうとする気持ちの表れで、とてもいいです。また、4コマ漫画やテントウムシの絵が可愛らしく、とても好感をもてます。字もていねいに書かれていて、読みやすいです。
とっておきのゴシドウ★
身近な生き物を調べて自然を知ろうとする基本的な方法を実践しているので、特にアドバイスはありません。しいて言えば、テントウムシについては見つけた種をナナホシテントウと書いていますが、サクラについてもいろんな種類があります。ここで書いているのは、一般的なソメイヨシノのことのようですが、サクラについても種類が何で、他とどう違うかなどを自分で調べると新しい発見があると思います。
夏号を書いてくれたみなさんへ
師範から一言
まず、生き物の絵が多く、よく描かれていて、とても好感がもてます。動植物の絵を描くことは、その姿をよく観察する必要があるので、生き物の正確な姿を知るいい方法です。また、見た生き物がいた場所だけでなく、特徴を調べていることはその生き物の理解を深めます。記事を色分けしているのもとても見やすくなっています。
とっておきのゴシドウ★
全体的に、よくまとまっていて、あまりアドバイスはありません。しいて言えば、他の号は新聞同様に記事が縦書きで書かれていますが、この号では、横書きの部分があります。縦書きに統一した方が見やすいです。また、「夏にいたランキング」がありますが、どういう基準で順位をつけたかをどこかに書いてくれるとよりいいです。例えば、秋の新聞は、「きれいなものランキング」とあり、これは人が感じた綺麗さで順位づけしています。他にもよく見る頻度で順位づけするなどいろいろ考えられます。もう一つ、見つけた植物について、ヒマワリ、サルビア、マリーゴールド、ニチニチソウの名前がありますが、これらは人間が植えたものです。少し難しくなりますが、自然たんけん隊ならば、自然に生えてきた植物に興味をもってもらえると、より自然の理解が深まると思います。
秋号を書いてくれたみなさんへ
師範から一言
秋も同じように、チョウやカマキリやドングリなどについて、生き物のことをよく観察し、文章や絵に表現していて、好感がもてます。「秋のランキング」は「きれいなもの」とあるので、なるほどと思い、分かります。また、左上に、みんなの似顔絵があるのが、この新聞をつくったみんなの様子が目に浮かび、親しみがもてます。
とっておきのゴシドウ★
この号も、全体的に、よくまとまっていて、あまりアドバイスはありません。しいて言えば、チョウやカマキリを観察し、「しんじゃうからかわいそう」と思うのは、素直な気持ちでいいと思います。しかし、その動物は死んでも、卵を産んで、やがて成虫となり、命はつながっていきます。どのように卵を産んで、育って成虫になっていくかを調べると、また新たな発見があると思います。また、新聞のタイトルが春夏の号は「大島自然たんけんたい」ですが、秋号だけ「大島自然新聞」になっていますので、どちらかに合わせた方がいいです。
大島自然たんけんたいみんなへのとっておきのゴシドウ★
身近な生き物に関心をもち、気になることをなぜだろうと調べ、文章や絵などで表現をするというは、自然を知るとてもいい方法なので、これからも続けてください。そして、このように同じ場所の生き物について、季節を変えて調べ、さらに、毎年継続していくと、季節の変化だけでなく、年によっての違いが分かり、また、新しい生き物との出会いがあると思います。これからも大島の豊な自然を守るため、継続して大島の自然情報を発信し、そして生き物を好きになってください。
藤原師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
群馬県 その1 その2
ご意見ご感想もお待ちしております!
〒101-0032 東京都千代田区岩本町1丁目10-5 TMMビル5F
公益財団法人 日本環境協会
TEL:03-5829-6359 FAX:03-5829-6190
Email: j-ecoclub@jeas.or.jp
師範紹介ページはこちら! その① その②
2022年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202303310000.html
2021年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202112132021.html
2020年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202012162020.html