2023.10.18 掲載
沖縄県からは5枚の壁新聞が届いたよ!その中から2枚をご紹介。
池田師範よろしくお願いしまーす。
沖縄県 その2
那覇市「はなぞのエコクラブ」 SDGs |
ECOHONU (エコホヌ)のみなさんへ
師範から一言!
海のゴミ拾いの活動をとても印象にのこる形でまとめてくれた見事な新聞だと感心しました。「海のゴミの総量、ジンベイザメ3頭分!!!」といフレーズは、ジンベイザメが身近にいなくても、ものすごいゴミの量であることが伝わってきました。この新聞も南城市の海のゴミの「今」を知ってもらう役割をじゅうぶん果たしています。ジンベイザメのイラストはヒレの数や付き方まで特徴がリアルにかけていますね。ジンベイザメが身近だなんて、南城市はどんなところだろうとインターネットで調べてみました。緑も多くみえますが、海に接している地域がとても多いなぁと感じました。ハート型をしているから、なんじいの顔にもハートマークがあるのですね!
一方で綺麗な南城市の海にこんなにも多くのゴミがあることに驚きました。記事に書いてくれた「これからも拾い続けてジンベイザメの数を増やしていきたいと思うのと海のゴミが減った方がいいと思うのと少し変な気持ちにもなりました」は、海をきれいにし続けたいという気持ちからきているのでしょう。ゴミを拾いにいってもゴミがない、という日がくるといいですね。
ゴミの種類を棒グラフや円グラフで可視化したのはいい工夫だと思います。2020年と2021年を比べると、プラスチックやビニールの数はあまり変わりませんが、ペットボトル、ビン、カンは半分以下になっているようですね。海辺には外国からのものも流れつくので、海のゴミをへらすには世界的な取り組みが必要ですが、自分たちの生活から出たゴミもあるようなのでできることから始めましょう。漁具や農具のゴミもあるというのは、台風とかの影響があるのか分かりませんが地域でとりくめることがあるかもしれませんね。
そして、リーブノートレースを参考に海の楽しむ人たちの原則を作るというアクションをしてくれたことがまたすばらしいことです。青地に白文字のデザインはインパクトがあり、みんなで考えてくれた6つの約束も分かりやすく感じました。
とっておきのゴシドウ★
2020年3月から南城市知念の海のごみ拾いをはじめているということなので、ゴミの種類別の数など貴重なデータです。データにもとづいてごみを減らす方法を考えたり、データを見てごみを減らす活動の効果を確認したりすることができますね。
沖縄の海の漂流物は地形や海流、風向に大きく影響を受けているという沖縄県のレポートをみました。知念の海は岬のようですが、広い範囲でごみ拾いをしているのかな?いくつかの場所でごみ拾いをしているなら、場所ごとにごみの数を表示するマップを作ってみるのもおもしろいと思いますし、グラフが1年単位になっているのを月単位にすると海流や風向との関係も分析できると思います。今後の活動を期待しています。
地域事務局からの応援メッセージ【沖縄県】
自分たちが拾ったゴミの量を、ジンベイザメの体重に置き換えるというアイディアがユニークです。
「二年間で約3頭分」とあり、たくさん拾ったなぁと感心します。活動の中、全然減る事のないゴミを減らすためにはどうしたら良いのかを、みんなで考え、地域のみなさんへの周知を目的とした結果、こういった 表現で発信していこうとなったそうですが、わかりやすいですね。地域の方とも交流が生まれているとのことで どんどん地域を巻き込んで行きたいですね。これからも、活動を楽しみながら、がんばって下さい!
師範から一言!
SDGsの目標を考えながらたくさんのエコ活動をしてくれたことが分かりました。クイズがあるのはよいアイデアですね。クイズの答えを考えるために、エコ新聞をよく読んだり、分からないことは調べたりすることにつながります。
古い天ぷら油をとっておいて回収してもらう習慣になっているのはとてもよいことです。天ぷら油を回収してくれる場所が近くにあるといいですよね。天ぷら油を回収場所に運ぶのに車(ガソリン)をつかってしまうともったいないですから、身近なところにあると便利です。気になったので早速住んでいる地域で回収場所を調べてみました。そうしたら、今まで回収してくれることを知らなかった場所でも回収していることを知ることができました。
畑でたくさんの野菜を育てただけでなく、養蜂(ようほう)をせっちしたのは、貴重な体験だと思います。私のまわりではそのような機会がないのでうらやましいです。ハチのように野菜の花粉(かふん)を運んでくれるものがないと、野菜は実をつけることができないのでハチはとても大切ですね。私はハチミツが好きなので、いろいろな花のハチミツを食べて味のちがいを楽しんでいます。ミツバチのことを知るほどミツバチがかわいくなったのではないでしょうか?!うちにはキンリョウヘンというラン(植物)があって、ニホンミツバチが分蜂(ぶんぽう)する時期になると、花の香りにひかれたハチがぶんぶんと飛び回っています。
とっておきのゴシドウ★
ペットボトルのキャップは1つ1つは小さいのにたくさん集まると、回収重量が77.5kgと58.6kgもの重さで、びっくりしますね。ペットボトルに使われている材料をイラストをつかって分かりやすくかいてくれました。同じように見えるプラスチックでも、いろいろな種類があってペットボトル本体はPETでキャップ・キャップリングやラベルはちがうということに気付いたと思います。PETとPPは水にたいする重さがちがうので、ペットボトルの一部を切りとって水に入れてみてください。切りとったペットボトルは水にしずみます。一方でキャップはしずまないので、ぜひ実験してみてください。ペットボトルの中に空気がはいっていると浮いてしまうので、切りとって水の中にいれるといいですよ。
地域事務局からの応援メッセージ【沖縄県】
イラストと、写真がいっぱい!の新聞は、元気があふれています。
オクラやじゃがいもなどを植え、収穫、そして食べる(食べ残しをしない)、生ゴミは肥料 にするなど、エコな1連の内容を楽しみながら、活動している様子が、新聞から伝わってきます。体験を通して得たことは、一生の宝物ですね。
これからも楽しみながら、活動がんばって下さい。
沖縄県 その2
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2022年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202303310000.html
2021年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202112132021.html
2020年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202012162020.html