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【2023 壁新聞道場!】たのもーーーう!熊本県 その1

2023.09.20 掲載

熊本県からは6枚の壁新聞が届いたよ!
今週は益城町からの壁新聞をご紹介★ 岡本師範よろしくお願いします。

熊本県 その2

益城町「広西地球環境クラブ(広安西小学校環境委員会)」
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広西地球環境クラブ(広安西小学校環境委員会)のみなさんへ
師範から一言!
広西地球環境クラブのみなさんが作成してくれた壁新聞は、熊本大地が生んだ自然のめぐみ、すなわち湧き水を通して、熊本大地の地層や断層をみたり、地面のずれで神社のずれを確認したり、きれいな湧き水がクレソンや水前寺のりを育てていることを知ったり、と湧き水そのものの性状以外のこともたくさん発見してくれた素晴らしい新聞でした。

私が一番びっくり、感心したのは、湧き水を生き物のようにいつくしんで接しているみなさんの態度、行動でした。湧き水の勢いが良いと元気だなーと思い、勢いが以前と比べて弱いと「どうしたんだろう?」と気にしていたり、そして湧き水の水質を調べ、きれいな水であったことで安心するみなさんが湧き水に愛称をつけて“そうめんだき”と名付けるなど、自分たちが飼っている犬、猫などの生き物を見る目と同じ目で湧き水を見ているやさしいみなさんにはびっくりしました。
 
熊本の大地を良く観察して、地震と火山活動と湧き水が深く関係していることを自分たちの活動を通して発見しました。とても大きな発見です。地震や火山活動に恐れるだけでなく、それによる私たちの暮らしに役に立つことに繋がっていることを冷静な目で見ています。クラブのみなさんの力とサポーターの的確な指導、アドバイスがあったのでしょう。
 
環境省が選定した平成の名水100選には、熊本県から熊本市の水前寺江津湖湧水群など4か所が選定されています。みなさんが住んでいる上益城郡も選定されていて、湧き水の素晴らしい地域に暮らしているみなさんはうらやましいです。
 
壁新聞の文章には、小学生とは思えない素晴らしい考え、発見がちりばめられていたことも感心しました。初めに、“毎日出ている湧き水の風景を「当たり前」のように感じるのではなく、熊本の大自然が作ってきた自然に感謝することを意識しながら、活動を進めてきました” 最後のまとめには、“地震や火山の噴火も「自然の動き」として、これから自然とともに生きていくことが大切だと思いました。自然を守ることは、私たちが自然の様々な動きを敏感に感じていくことだと思います” このはじめとまとめの文章は、こどもの感性では難しい、レベルの高い内容です。そこまで環境クラブのみなさんが到達していることは、普段の活動がシッカリとできている。常日頃考え、感じていることのしょうこだと思います。大人だってこのような境地に到達するのは難しいと思います。本当に素晴らしいクラブのみなさんです。
 

とっておきのゴシドウ★
今回は湧き水と地形との関係を調べましたが、今後は湧き水と暮らしとの関係を調べるのも良いかと思います。湧き水がどのように利用、活用されているかを調べるのはどうでしょうか?飲み水としての利用、名産品の栽培やお米をはじめとした食料品の生産やこども達の遊び場としての活用、市民のいこいの場としての活用などいろいろに利用されていると思います。このような視点からの湧き水の素晴らしさや暮らしへの有用性を調べて見ると意外な発見があるかも知れません。もうすでに調べているのかも知れませんが・・・

岡本師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

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熊本県 その2

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