西っ子エコクラブ (埼玉県)
わたしたち西っ子エコクラブは、自分たちの毎日の暮らしや身のまわりの環境に関心をもち、地球にやさしく生活するための活動を行っています。また、地域の方々とのつながりを深めながら、よりよい北川辺地域の環境づくりをめざして、さまざまな活動に取り組んでいます。
地球の限りある資源を大切にしながら、生き物を育てることができないか考えました。そこで、渡良瀬遊水池の形を意識したビオトープ新設計画がスタートしました。ビオトープを造るためには、まずは環境づくりから始めなければなりません。生き物が住めるほどの池を掘ることや、水の浸透を防ぐためのシートを張ることが必要です。そこで、地域と協力し「ビオトープ準備委員会」を設立し、重機での掘り起こしや、地域で不要になったハウスのビニールを頂くなどして着々と準備が進みました。さらに、レンガなども地域の方からいただき、子供たちが歩きやすいよう道を作る協力もしていただきました。5年前から始まったビオトープ建設が完成しました。
ビオトープが完成し、業間休みや昼休みの時間は、いつも子供たちが生き物の観察に来ています。一年間を通して、様々な生き物を観察することができます。ヤゴやオタマジャクシがトンボやカエルに成長する課程を見ることができたり、ヘチマやひょうたん、茄子やトマトなどを収穫したりすることもできます。毎日楽しく過ごすことができます。
北川辺地域に隣接している渡良瀬遊水地について調べる活動を行いました。現地に到着後、それぞれ野鳥・昆虫・魚・植物・歴史・水質グループに分かれ、渡良瀬遊水地に生息している生き物や植物を採集しました。歴史グループは自転車に乗り、古くから伝わる三県境に行ったり、地域に住む方のお話を聞いたりしました。水質グループは、遊水地のそれぞれの場所の水質について調べました。
それぞれ調べた内容を画用紙にまとめ、10月6日(日)に行い、渡良瀬遊水地祭りinKAZOで発表をしました。天気の悪い中でしたが、大勢の方たちが子供たちの発表を見に来てくださりました。この発表を通じて、渡良瀬遊水地に生息している生き物や植物を守るためにできることは何かなど考える良い機会となりました。
保護者や地域の方々と協力し、身近の渡良瀬遊水地での環境学習を進めることができました。教室や学校内では学ぶことのできないような様々な体験をすることができました。
西っ子エコクラブ(埼玉県)
西っ子エコクラブ(埼玉県)