活動レポート

活動レポート

「4R」の学び ~世界に感銘された日本の言葉・MOTTAINAI~

浦和実業学園中学校社会科部 (埼玉県)

活動日:

2019年07月22日

実施場所:

リサイクル工場(石坂産業株式会社[環境学習協力隊])

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • ごみ・リサイクル ごみ・リサイクル
  • 生活・省エネ 生活・省エネ
  • 分野その他 分野その他

SDGs:

活動内容

世界に評価される日本の文化である「4R=MOTTAINAI」の精神と実際に行われている日本のリサイクル工場(石坂産業株式会社)を見学してきました。

埼玉県の「環境学習協力隊」の支援いただいているため、工場見学や専門家による講義を無料で受けることができました。また、浦実中高社会科同好会の中学生に合わせた講義・見学・行程を用意してもらいました。

学んできた内容は主に以下の3点です。

①日本の「MOTTAINAI」という言葉はなぜ世界で評価される言葉なのか

②「3RにRespect(MOTTAINAI)を加えた4R」とはどのような意味を持つのか

③「4R」は実際に日本のリサイクル工場の現場ではどのように行われているのか

詳しく学びました。

また、近年、世界で人類共通の理念として共有と実践がなされ始めた「SDGs」についても解説をいただけました。私たちの身近な行動からも世界に貢献できる環境保全や「4R」を実践できることを知りました。

①「燃えないゴミやペットボトルの分別」
②「水や電気の節約」
③「ペットボトルキャップの分別での医薬品化」
④「廃棄物の再加工は持続可能な社会(循環型社会)の鍵」
(廃棄物のリサイクルは原料の再利用と経済効果を発生させる)

などです。

参加者のようす

中学2年生の5人が今日のために予定を合わせて、参加してくれました。「ただ見るだけでなく、教えてくれる方々の解説や見学先で見たことから、自分で考え、どんどんメモを取っていくことが大事」という言葉をしっかり実践してくれました。また、そのためのボードなどの必要ということも、言われずともしっかり持ってきてくれました。また、発問に応えたり、質問などを自分からするなど、「しっかり勉強しよう。」という気持ちが伝わってきました。
講義や見学の最中は指導員の方々の話によく耳を傾けていました。普段は見ることができないゴミの回収・分別・再利用の現場を見ることができて、生徒達はとても興味津々でした。教科書の文面と画像だけでは学びとることができない想像力と実感を「体験学習」という形で補い、社会科学習の素地を固めることに役立てられていました。生徒達が現在の日本で先進的に行われている環境保全と廃棄物の再利用の在り方を目の当たりにし、その尊さを彼女たちなりに実感してくれたようです。
最後のミーティングでは長時間の見学で疲れた表情を見せながらも、「面白かった!」と言ってくれました。顧問としても、本当に体験させてあげられてよかったと思っています。
これを元に12月の発表に向けて、頑張って行く決意が芽生えたようでした。

感想・気づいたこと・考えたこと

石坂産業株式会社の「環境を学び、発信する子どもたちの思い」に至れり尽くせり形で応えてくださったことに驚きでした。ただ、「見学させるだけ」でなく、「自社が普段からやっていることを子どもたちに見てもらって、それを社会の人々に伝えてもらえたら!」という強い思いがとても伝わってきました。その社会奉仕への信念と実践力には脱帽でした。
そのことに生徒達も気づいてくれたらしく、講義や見学中はとても真剣な表情でした。終始、メモをとっていたところを見ると、彼女たちなりに思うところがあり、誠意には誠意で応えたのだろうと思いました。
初めて本格的な工場見学を半日かけて行ったことで、とても疲れている表情をしていました。しかし、見学後に次の活動や発表のことについての質問もあるなど、彼女たちは今回の大きな学びの場をしっかり生かそうと思ってくれているようです。
そのことが伝わってきたのが今日の一番の収穫かもしれません。

第6次産業の意義を広く伝える企業さんから「社会の中の一員として社会のために貢献する姿」から、中学生が「将来自分がなるべき大人のあるべき姿」を自覚できました。

今後も今日お世話になった石坂産業株式会社さんや埼玉県の計らいに感謝し、部員達にもっともっと「社会奉仕」の意義とありがたさを実感できる機会も増やしていってあげたいと思いました。

その他

今後も「当たり前の便利さ・裕福さ」は決して当たり前ではなく、「3R」を行ってくれる人々への感謝と還元の気持ちを持つ大切さを学び、これからも世の中の人々へ恩返しができるようにしたいです。そして、自然環境保全と社会奉仕を考えてできる「浦実生・部員」として、今後の在り方を考えるよい機会とできました。

浦和実業学園中学高等学校社会科同好会は、「心を一つにして頑張る!」をモットーに、どんどん社会の皆様と関わることで、「人と人が寄り添って生きる」ということを学んでいこうと思います。


今回の貴重な学習と多くの人々のご協力とご支援をよく生かし、2019年12月に催される「こどもエコフェスティバル」での発表(浦和コルソ7F)の場にて、

「MOTTAINAI」の精神と環境学習応援隊さんに教えていただいた「廃棄物は混ぜればゴミ、分ければ資源」

という言葉を社会に伝えていきたいです。

浦和実業学園中学校社会科同好会のみんなへ
廃棄物問題をはじめとした環境問題を解決するためには、企業や行政(国や市町村)が取り組むだけでなく、一人ひとりの行動が大切なんですね。
その行動とは、「身近なところで、できることを実践する」こと。
活動レポートには身近にできることとして4つ上げていましたね。今回の活動で感じたことを忘れず、ぜひ実践していってください。
それ以外にも何かあるかな?
それらが習慣になるために「それを実践すると、どのような効果があるか?(実践しないと、どうなってしまうか)」「その効果を得るためにどのようなシステムが構築されているのか?どのようなシステムが構築されるといいか?」なども考えてみてください。
12月の「こどもエコフェスティバル」での発表、大いに期待しています。
エコまる
浦和実業学園中学校社会科部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名浦和実業学園中学校社会科部
  • 所在地埼玉県
  • クラブの種類学校のクラブ

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