武蔵野東小学校エコクラブ (東京都)
善福寺自然かんさつ会の皆さんのご指導のもと、善福寺公園で行われた「こも開きと冬の鳥」観察会に参加してきました。
こも開きのこも(菰)とは、松の木につく害虫マツケムシ(成虫マツカレハの幼虫)をとりのけるために巻かれた藁(わら)で編んだむしろのことで、江戸時代の昔から行われているものだそうです。マツケムシは夏から秋にかけて松の葉を食べ、秋には幹を降りて樹皮の割れ目や落ち葉の中で冬を過ごします。春にはまた幹に登って葉を食べてしまうので、11月頃に幹の地上2mほどの高さにこもを巻きつけ、温かく過ごせる藁の中に潜んでいるマツケムシを退治するために、春先に開いて外すそうです。
善福寺公園に棲む昆虫類や冬鳥の観察をしました。一年中同じ地方に留まる留鳥と、季節に応じて移動する漂鳥の違いや特徴などについて教えていただきました。
マツケムシ(マツカレハの幼虫)が9匹、ヤニサシガメが144匹、その他の昆虫が30匹、クモが116匹、全部で299匹の昆虫を観察することができました。
武蔵野東小学校エコクラブ(東京都)
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