山崎山こどもエコクラブ (埼玉県)
第200回の山崎山こどもエコクラブの定例観察会として、さいたま緑のトラスト5号地山崎山と新しい村を観察エリアにし、町の広報等で参加を呼びかけました。記念ということもあり、かつてのメンバーや町役場職員を含めて総勢約50人になりました。
曇り空のやや冷たい風が吹く陽気の中、新しい村のステージ前に集まった参加者は、200回記念のクイズラリーの質問・解答用紙を兼ねた自然観察会資料を受け取り、早速自然観察会の開始を開始しました。最初に問題1から5に出題されているトンボを観察するために、新しい村裏の沼に行きました。気温が低いせいか、飛んでいるトンボの数はいつもより少なく、なかなか捕獲ができなかったが、コシアキトンボ、シオカラトンボが観察できました。
笠原小学校の横の笠原落しの川端では、エノキに集まるゴマダラチョウを観察したほか、樹液が出ているクヌギの木では、そこに集まるムシを観察しました。大スズメバチもいました。
トラスト地の雑木林に移動すると、ツリークライミングをする木に聴診器を当て、木が水を吸い上げる音を聞きました。
最後の問題は、切っておいたタケの長さ当てに挑戦しました。立てたタケは、見上げるためか実際より長く(高く)見えました。そのあと、子供たちは、生えているタケによじ登るなどして楽しみました。。
今回は、五感を使った観察を多く取り入れたので、聴診器で木の中を流れる水の音に感動したり、見た目の木の高さと実際の木の長さの違いについて驚いていました。林内にあるイヌシの名前について、鑑賞にも木材としても使い道がないので「イヌ」がついたことに、不思議な顔をしてました。
コシアキトンボの羽の感触や、雄と雌の腰の部分の色が違うことなど、手に取って間近で観察できてよかったと思います。立木の高さも横に倒すと意外と短い(低い)ことがわかりました。写真にもありますが、竹のぼりを楽しくしていたのが印象的でした。
最後に新しい村のステージ前に戻り、クイズラリーの答え合わせを行い、参加者に記念のノートと、200回記念の虫眼鏡、どんぐストラップを配布しましたが、振り返りの大切さを、あらためて感じました。
山崎山こどもエコクラブ(埼玉県)
山崎山こどもエコクラブ(埼玉県)
山崎山こどもエコクラブ(埼玉県)
山崎山こどもエコクラブ(埼玉県)