山崎山こどもエコクラブ (埼玉県)
第189回の定例観察会は、埼玉県環境部水環境課が提唱している「川ガキになろう」の体験イベントとして新しい村周辺の沼やほっつけ田んぼ、用水路などで水生の生きものを観察するほか、COD(化学的酸素要求量)のパックテストで水質を調べる観察を行いました。はじめに、水の汚れと生息している生きものの関係についての簡単な説明と、資料配布ののち、早速観察会を開始しました。
新しい村の横の沼でたも網を入れ、生きものの捕獲をしたら、網の中には、スジエビ、ドジョウなどが入り、「これは何、これは何」と質問をしていました。とくに、スジエビがめずらしく、はねたりするのに驚いていました。そこで、水を採取し、パックテストでの水質調査をしました。パックに水を入れるのが大変そうでしたが、数分して色が変わり、色見本と比べ、COD値2程度かなと言っていました。比較的きれいという結果でホットしたようでした。
続いて、笠原小学校横の笠原落川に移動しての自然観察と水質調査ですが、川ということもあり、おそるおそるではありますが、網を入れたらウシガエルのオタマジャクシが入り、「この大きなオタマジャクシは何と」聞いていました。パックてすでのCODの調査結果は3程度でやはり比較的きれいという結果になり、見た目とCODの関係を考えているようでした。この後、ほっつけ田んぼに水を入れている用水に移動し、調査を行いました。何日か前の大雨のために生きものが流されたようで、例年より生きもの種類も数も少ない状況でがっかりしているようでした。ここでのCODの調査結果は、やはり数値3程度でややきれいという結果でました。しかし、途中で、生きた大きなウシガエルを捕まえた人がいて、それを観察することができ、初めて見る子供たちは触ったり、近づいたりして驚いていました。
水の汚れとそこに住む生きものに関係がることに関心を持ったようでした。また、ウシガエルのオタマジャクシの大きさには驚いた人が多くいただけでななく、親の大きなウシガエルを見ることができ、感動のある観察会でした。なお、ウシガエルは特定外来生物になるので、取扱いに注意することが必要になることも伝えました。
山崎山こどもエコクラブ(埼玉県)
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