活動内容

京都には百年来から続く伝統工芸の玩具「京こま」があります。京都でたった一人の京こま職人の雀休（じゃっきゅう）さんに服育のおはなしと京こま作りの指導をしていただきました。
京こま作りの布には、区内の染物屋さんからいただいた絹の色見本（着物を染めるときのサンプル）を利用しました。

参加者のようす

好きな布を選んで、竹串にクルクルと布を巻きつけていきました。最初は手こずっていましたが、慣れてくるとスムーズに巻きつけることができ、メンバーそれぞれが、オリジナルの京こまを作ることができました。
京こま作りはもちろん、その後のこま回しも盛り上がりました。

感想・気づいたこと・考えたこと

●京こまは安土桃山時代の宮中の女性の雅な遊びだったとか。昔の人が破れたり、ほころびてしまったりした着物を無駄にせず、子どもや女性が楽しむ京こまを考えた知恵と工夫を体験することができました。
●布のリユースだけでなく、のりした紙には牛乳パックを利用するなどして、作品のみならず、製作の過程でもエコに配慮することができました。
●モノを捨てる前に、何かに利用できないかもう一度考えてみたいと思いました。