活動内容

　川舟製作研究会の会員さんから見学のお誘いをされたので行ってきました。

参加者のようす

　地元新聞社の取材のため、工房から搬出された『川舟（五平太舟）』のお披露目があるとのことで、会員さんが原木の伐採から加工まで３年の歳月を掛け、この夏復元された石炭運搬船を見学しました。

感想・気づいたこと・考えたこと

　「大人のあそび」と称して３年間毎日曜日に有志が集い、資金を出し合い、原木の伐採から加工までの過程をお聞きしながら、実際に全長１３ｍの船体を見て驚くと共に感動しました。
　日本の近代産業を支えた筑豊炭田から石炭を搬出するために活躍していた川舟を復元し、後世に引き継ごうとしている年輩の方々の「ロマン」に触れることが出来、刺激を受けました。
　会員さんの次の目標は、実際に「川に浮かべること」だそうです。船体が大きく、重量があるため様々な困難が予想されますが、私たちも実現することを願っています。
　船大工等の専門職や実務経験者がいない素人集団（会員談）の「熱い思い」に触れることが出来、鉱物のエネルギーは絶えたが人のエネルギーは枯渇していないことを学びました。