エコまめクラブ (福岡県)
福岡市西区の汚水処理場敷地内今津埋立跡地に5月種まきがされた綿の収穫祭に参加しました。
植物観察として、葉の形、大きさ、方眼模造紙を使って面積を出したりしました。
その後、収穫、白色だけでなく、緑や茶色の色つきの綿も収穫して違いを楽しみました。
また、収穫した綿を使って、糸つむぎの体験もしました。
会場の草むらにカエルやバッタがたくさんいたため、始まる前から会場中走り回ってカエル、バッタを追い掛け回していました。
綿の葉の面積を出すために、ハサミやノリを使って方眼紙に貼っていく作業、キレイにハサミで直角に切る子、貼り絵のように手で千切って紙に貼っていく子、それぞれわが子ながらこんなにも性格が違うのかと感心してしまいました。大学生のスタッフのお兄ちゃんにそれぞれ花マルを貰うととても嬉しそうにしていました。
いざ、綿摘みになり、カメムシなど虫がいますよ~とスタッフに言われると、「こわーい」と言って逃げてしまい、カエルとバッタの追いかけっこに夢中。仕方なくサポーターだけでやっていると、後から「やる、やる」とやってきて少しだけ摘むのを手伝ってくれました。
また、いとつむぎは、メンバーとサポーターの息が会わず失敗ばかりして糸は少ししか紡げませんでした。
洋服は何から出来ているかな?と問いかけると「わからん」とのこと。これはいい機会だ!と収穫祭に参加しました。実際に棉(種がついているとこの字)を見せて、これがお洋服になる素で、スタッフがしている糸紡ぎ、機織りを見せながら、「これで糸を作って、縫うと洋服になるんだよ」という一連の流れを見せることができてよかったです。
メンバーにとっては広い原っぱで虫とりをして楽しかったという思い出しか残らないのかもしれませんが、多くの人と接する、よくわからないけどその場に参加することをたくさん経験して、少しずつ何かを感じてくれればと思ってます。いつかオーガニックコットンと環境問題など考えてくれるといいなと思ってます。
この収穫祭は「3大学(福岡大学、香蘭女子短期大学、日本赤十字九州国際看護大学)連携推進会議」が主催しており、高齢化社会が進む今日、使用済み紙おむつの処理が大きな問題となっています。そこで「綿花大作戦」と称して、使用済み紙おむつから分別された低質パルプを土壌改良剤の助剤として活用することで綿花の栽培を行い、使用済み紙おむつの有効活用に結び付ける取り組みを実施しています。収穫した綿は、再度紙おむつや衣料品づくりに利用されています。
高齢者がオムツをしてもオシャレできる洋服を短期大学の被服科の生徒さんがデザインし縫製し、実際に高齢者がモデルとなってファッションショーも開催されています。
エコまめクラブ(福岡県)
エコまめクラブ(福岡県)
エコまめクラブ(福岡県)
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