植物&虫&鳥 博士エコクラブ (愛知県)
自然教育園内も、すっかり秋の気配となっていて、カラタチバナ、シロヨメナ、アワコガネギクなど観察。「クモかな?」とよく観察したら、ザトウムシでした。ザトウムシたは、よく足長グモと呼ばれる虫で、別名メクラグモ。よく観察すると、クモとは全然違うことが分かりました。ダニに近い生物で、目は頭頂に小さく二つある。小さく丸い体で、ものすごく細長い脚が8本ついている虫です。身近なススキの種に興味を持って、袋にたくさん取って家に持って帰り、その種を使って紙に貼り、工作をしました。「マユミ」の実を手に取って自然の営みの素晴らしさを感じ、ドングリの芽の出かかっているのを見つけて、その生命力を感じました。「アキノウナギツカミ」は、小さなトゲがあり、ざらざらした感触を子どもは喜んでいました。
園内で出会う人々に挨拶したり、お話をすることも、子どもたちにとっては、いつもと違う体験でした。紅葉する木の名前を覚えたり、水辺の植物を身近に感じました。子どもは、ススキの種に大変興味を持ちました。園内に咲く「アザミ」と背比べをしたり、ドングリを拾ったりして、いろいろな自然観察をしました。
落ち葉の一枚一枚にも、それぞれの営みがあって、今、ここに存在しているのだという思いを持ちながら歩きました。湿地に生育する絶滅危惧種の「オオニガナツマグロヒョウモン」のことを知り、子どもたちにも伝えたいと思います。カラタチバナ(百両)を見つけて子どもとおしゃべりし、センリョウ、マンリョウなどの縁起物植物について話をしました。自然観察を通して、動植物について学んでいきたいと考えています。
植物&虫&鳥 博士エコクラブ(愛知県)