活動レポート

活動レポート

ハクセキレイの子育て

かみおおのアースレンジャー (茨城県)

活動日:

2013年05月07日

実施場所:

水戸市立上大野小学校 玄関前

参加メンバー&サポーター数:

91人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

水戸市の鳥でもあるハクセキレイが,5月7日から学校の玄関前にあるプランターに巣を作りはじめました。5月11日に最初の卵を産みました。
観察を続けると1日に1個産卵し,5個の卵が確認できました。
5月27日,雛に全部孵りました。
雛が無事に大きく育ち,巣立ちが出来るよう優しく見守りながら観察を続けました。巣からあふれんばかりに大きく育った雛は,6月9日に5羽全部が巣立ちました。

参加者のようす

ハクセキレイの巣を作った場所が,玄関先のプランラーの中だったので,1年生もしっかりと観察を続けることができました。登校すると真っ先に,ハクセキレイの巣に駆け寄り,観察を続けていました。成長の急激な変化に驚いていました。また,親鳥が一生懸命抱卵したり,えさを運んだり,外敵から雛を守ろうと威嚇する姿から,一人一人がたくさんのことを学んでいました。

感想・気づいたこと・考えたこと

今回の観察から,ハクセキレイの巣の様子,命の大切さや命を育むことの大変さ,鳥の観察の仕方などがわかりました。来校する方にもたくさんの感動を与えたハクセキレイの子育てでした。
自分の住んでいる市の鳥の成長の様子を間近に観察をすることができたので,改めて自分の住む地域に目を向けるきっかけにもなっているようです。今では,全員が水戸市の鳥は,「ハクセキレイ」と言えます。

その他

周りに人が多いときは,他の雄1羽も加わって,えさやりを応援しているのには驚きました。ハクセキレイの世界も,絆を大切にしているのですね。

【全国事務局より】
かみおおのアースレンジャーさん、貴重なハクセキレイの報告をありがとうございます。
普段はあまり見る事のできないハクセキレイの抱卵からふ化、巣立ちを間近で観察する
ことができたとのこと、全国事務局のスタッフも拝見していてとても温かな気持ちになる活動報告でしたが、このご報告をご覧になっている全国のこどもエコクラブメンバーにお願いがあります。
鳥や野生生物はこどもを育てている時期は普段より周りへの警戒心が強くなるため、周りで大きな音を立てたり、親やこども(今回の場合はヒナ)を驚かせるような行動を人間が取るとその巣や、子育てを放棄してしまうことがあります。
もし、子育て中の野生生物を見かけた場合は親やこどもを驚かせないよう、そっと遠くから(双眼鏡などで)観察するようにしましょう。
※今回のご報告では、ハクセキレイが学校の玄関(人が多く通る場所)を選んで巣作りをしたとのことなので、こんなに近くで観察できたのだと思います!本当にとても珍しく、ラッキーな出来事でしたね!
エコまる
かみおおのアースレンジャーのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名かみおおのアースレンジャー
  • 所在地茨城県
  • クラブの種類学校全校

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