こどもnhkたんけんたい (福岡県)
風を食べ砂浜に生きる生命体群に会いに行ってきました。
会場に展示された、巨大な作品群はどれも、黄色い塩ビ管で形作られた骨格がまるで恐竜の化石のようです。しかもそれらは、風をエネルギーとして自立歩行をする、まさに生命体ともいえる作品群です。
メンバーたちも展示された作品群に興味津々です。巨大な生き物と信じ始めています。
そして、リ・アニメーションという屋内で実際にストランドビーストが動くデモンストレーションが行われると、メンバーの興奮も最高潮。
改めて生命の不思議、生命の進化について考えてしまう空間でした。
最初、メンバーたちはそれがただの造形物と思ったようです。自由気ままに触ろうとしていました。
まるで恐竜の化石展でも見てるかのような感じでした。
しかし、リ・アニメーションが始まると様子は一遍。さっきまでは死んだふりをして油断させてたに違いないと思っているようで、まるで自分の意思でもって行動しているかのような有機的で動物的な動きにとても興奮しているようでした。
風を受けて動く様子は有機的で美しく、硬質プラスチックでできている構造物とはとても思えません。
ストランドビーストはテオ・ヤンセンが生み出した黄色い塩ビ管の骨格を持つ生命体です。
風をエネルギー源として、歩行や方向転換、危険察知などの機能を備えた自動歩行できる作品群は、オランダの海面上昇問題に立ち向かう生命の躍動を表しているようです。
本当に美しい動きをします。まるでムツゴロウの求愛行動の背ビレのように動くヒレ状の帆、まるでカゲロウのヤゴのエラのように規則正しく波打つ補助足、まるで情報交換をするバクのようにかわいらしく動き回る顔(尻尾)のような造詣。
細かく見るとどれもこれも塩ビ管で作られた工作物にもかかわらず、全体として本当に生きているような動きを見せる作品群にびっくりしました。
映像ではスフェベニンゲンの砂浜を、風を受けて自由にまるで意思を持って行動しているかのように動く作品群を見ることができます。
ついつい生物の進化について考えてしまう作品だと思いました。
メンバーたちがこれらの作品のすばらしさを感じられるようになるころ、またストランドビーストたちにあえたら良いなと思いました。
こどもnhkたんけんたい(福岡県)
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