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第36回:♪川北児童会館・堂守 春香さん(北海道札幌市)

2015.04.10 掲載

こどもエコクラブに関わるサポーター・コーディネーターさんたちが、こどもエコクラブのサポートやコーディネートを通じ、どんな活動プログラムを行っているのか、またどんなことを感じているのかそのリアルな声をご紹介します♪

他のサポーターさんやコーディネーターさんのご意見は、クラブをサポートする側にとって大変興味深いものかと思います。このコーナーがクラブに関わる多くのみなさんにとって取り組みのヒント・今後の活動の充実のための参考となって、どんどんクラブが元気になりますように★

堂守 春香さん (JECサポーター歴 1年)

活動していく中で困ったり悩んだりした時に、メンバーから「わたしたちが頑張るから少しくらい失敗しても大丈夫だよ。」という言葉をもらい、サポーターとして支えるだけでなく、自分も支えられていること、高学年のメンバーの頼もしさを感じることが出来ました。

クラブ名:川北児童会館北海道札幌市

クラブカテゴリ:児童館・公民館のクラブ/ メンバー19名・サポーター5名

-クラブProfile- インタビュー.bmp

「川北児童会館」さんは、活動歴8年目に入った元気な児童館の仲間たちのクラブ。
なんと、メンバーが企画してエコ活動を知らない人たちに対してイベントをしているとのこと!楽しく活動を続けるコツを伺いました★

活動を始めたきっかけと、クラブメンバーの構成を教えてください。

川北児童会館エコクラブは地球環境について考えながら、工作やクッキングを通じ、友達との交流を深めることを目的に活動を始めて7年がたちました。今年は1年生5名、2年生5名、3年生4名、4年生1名、5年生3名の19名で活動しています。

工作・クッキング・地域の清掃活動・交流会など、幅広い活動をされていますが、計画を立てる時に工夫していること・気をつけていることはあるのでしょうか?

年間の計画はサポーターが決めていますが、工作やクッキングなど、メンバーが運営スタッフとなるイベントについては、メンバーが話し合って細かい内容を決めています。その際、内容が毎年同じようなものにならないように、サポーターもメンバーの一員として参加し、いろいろなパターンの案を考えて選択肢を増やして子どもたちに提案するようにしています。あくまでもメンバーの一員としての参加なので、サポーター案が却下されることもしばしばありました(笑)・・・。
そのような機会をなるべく設けて、メンバーが話し合いみんなの意見を聞くということを大切にしています。また異学年のグループ活動も大切にしています。

様々な学年の子どもたちが一緒に活動することで、年齢違うメンバー同士でどのようなコミュニケーションが生まれていますか?

当初は、グループ活動の時以外は同じ学年で固まることが多く見られましたが、活動を重ねることに異学年の交流が図られるようになりました。特に5年生のメンバーにとても楽しいキャラクターの持ち主がいて、活動をする時にいつもムードメーカーとなってみんなを盛り上げてくれています。
また、上の学年のメンバーがいないときには2・3年生のメンバーがきちんと1年生に気を配り、グループ活動などをしてくれ、頼りになるメンバーがたくさんそろってくれています。

ゴミ拾い集合写真.jpg クッキング.jpg 札幌市環境コンテスト.jpg

メンバーではない地域の子どもたちに対して、エコ活動を知ってもらうためのイベント企画・実施しているとのことですが。

今年度は2回ほど実施しました。このイベントはメンバーが中心になって企画・運営しています。こどもエコクラブの活動で培ったものを発表・発揮する場としても位置付けて、楽しく実施しています。
イベントの内容もメンバーが話し合いを重ねて決めます。今年は12月にクリスマス会として「松ぼっくりツリー作り」と、メンバーが使用しなくなったけどまだ十分使うことが出来て、参加者がもらってうれしい物を持ち寄った「エコ抽選会」を企画しました。
また、1年の集大成として3月に毎年行っている『エコランド』では新聞紙迷路や牛乳パック工作を行いました。牛乳パック工作に関しては1人1つ工作をもちより、自分の工作がどれだけ楽しいものか、すばらしいものかをみんなにプレゼンしました。
今回はすべて1年生が考えてきてくれたものに決定し、他の学年のメンバーから1年生スゴイ!という声も聞こえました。子どもたちにはやりたいコーナーを自分で選んで担当してもらうので、工作の下準備や工作の指導方法などを確認するために自主的に活動日以外にも集まるなど、みんな責任をもって準備していきます。
当日も、メンバー全員がスタッフとして参加者に楽しんでもらえるよう頑張っています。

エコランド.jpg 牛乳パック工作作品.jpg 牛乳パックプレゼン.jpg

新聞紙迷路.jpg

サポーターが毎年代わられるとのこと。引き継ぎなどご苦労があると思いますが、毎年代わることによるメリット・デメリットはありますか?

ここ数年、児童館の担当職員の人事異動にともなってサポーターも毎年変更になっていました。今回担当になって私も初めてこどもエコクラブを知りエコ活動を始めました。
時間がなかなかなくて引継ぎがきちんとできないところは確かにデメリットではありますが、逆に、分からないところは継続メンバーに聞きながら行うので、そこの部分で継続メンバーと接する機会が増え、信頼関係を築くことが出来るので、メリットにもなります。
また、担当が変更になることで活動がマンネリ化することもあまりないのではないでしょうか。

こどもエコクラブを通じて、ご自身が変化したこと・感じていることがあれば、お聞かせください。

サポーターとして活動していく中で、私自身エコとはどういうことなのか、環境に優しいとはどういうことなのかを考えるきっかけとなっています。
またメンバーの1年の成長のすごさに感動しています。低学年のメンバーがどのくらい、エコについて理解しているかはわかりませんが、スタッフ行事などでは高学年のメンバーに頼らずに自分で考えて行動する姿もみられ、1年の活動を通して得たものが子どもたちにしっかり根付いていると感じさせてくれています。

サポーターとしてメンバーを支えていらした中で、心に残っているエピソードなどを、教えてください。

心に残っていることはたくさんありますが、こどもエコクラブというものを初めて知ったこともあり、活動していく中で困ったり悩んだりすることがたくさんありました。
そんな時、活動の始まる前に高学年の継続メンバーと話していると「わたしたちが頑張るから少しくらい失敗しても大丈夫だよ。」という言葉をもらった時に、サポーターとして支えるだけでなく、自分も支えられていること、高学年のメンバーの頼もしさを感じることが出来ました。
また、川北児童会館エコクラブのメンバーはどこにいってもどんなことにでも人一倍全力で楽しんでくれているところが魅力的で自慢でもあります♪

交流会.jpg 交流会3.jpg 公園落ち葉集め.jpg

最後に、今後の活動への抱負や意気込みをどうぞ!

今年度の活動を踏まえ、新年度はソーラークッカーやリサイクル工作、グリーンカーテンで夕顔栽培をしてかんぴょうを作るなど、メンバーと楽しくいろいろな活動にチャレンジしていこうと考えていたのですが、残念ながら異動でサポーターを外れることになってしまいました。
しかし、5年生のメンバーが新しい職員と一緒に頑張っていってくれると頼もしいことを言ってくれたので、これからも川北児童館エコクラブらしく、みんなで楽しみながら活動していってもらいたいと思っています。

みんなもチャレンジしてみよう!

「リアルヴォイス」では、幼児から取り組める簡単なプログラムから、学校や地域全体で取り組めるプログラムをご紹介いただけるサポーター&コーディネーターを大募集しています!また「こんなプログラムを紹介してほしいな」というリクエストも同時に受付けています♪

タイトルを「リアルヴォイス」とし、ぜひ全国事務局までメールをお寄せください。
プログラムをご紹介いただいた方は、こどもエコクラブ粗品を差し上げます。
皆様からのたくさんの声(ヴォイス)を、お待ちしています!

こどもエコクラブ全国事務局