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第5回:♪粟島にこにこクラブ・本保 次世さん

2011.10.03 掲載

こどもエコクラブに関わるサポーター・コーディネーターさんたちが、こどもエコクラブのサポートやコーディネートを通じ、どんな活動プログラムを行っているのか、またどんなことを感じているのかそのリアルな声をご紹介します♪

他のサポーターさんやコーディネーターさんのご意見は、クラブをサポートする側にとって大変興味深いものかと思います。このコーナーがクラブに関わる多くのみなさんにとって取り組みのヒント・今後の活動の充実のための参考となって、どんどんクラブが元気になりますように★

本保 次世さん(JECサポーター歴 4年)

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粟島の豊かな自然を体感し、良さに気付き、大切に守っていってほしいと願って活動しています

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- サポーター0Profile –

クラブ名:粟島にこにこクラブ(新潟県 岩船郡粟島浦村)

クラブカテゴリ:地域のクラブ/メンバー:11名 サポーター:2名

 周囲約23km、人口約400人の青い海と緑の野山など雄大な自然に囲まれて活動している“粟島にこにこクラブ”サポーターを行っている「本保 次世」さんにお話をお聞きしました。

 

■粟島にこにこクラブはどんなクラブですか?awashima3.JPG

粟島にこにこクラブは。小学生6名(全校児童)と中学生5名(全校生徒9名中の5名)です。サポーターは、私と地域の民間団体「ドリームランド協議会」の職員の方の2名です。

活動は不定期で、私の都合もあるため、子どもたちから時々「いつ活動するの?」「何をするの?」と催促されることがあります。

今年は、年間計画を立てた後に、穴釣りという魚釣りとカナヘビ探しをグループに分かれて行いました。穴釣りグループは、釣った魚をその場でさばいて焼いて食べるなどして楽しんでいました。カナヘビ探しグループは、残念ながら見つからなかったので、穴釣りグループに合流しました。

子どもたちの意見を尊重しながら、できるだけ粟島の自然を活かした体験活動に親しんでもらおうと考え取り組んでいます。

サポーターとしてどのようなことに気をつけて活動を行っていますか? awashima41.JPG

私は小学校の教員をしており、学校でも環境教育が重視されているので、こどもエコクラブの活動は学校の授業と関わりあうところが多くあります。私がこどもエコクラブと出合ったきっかけも「総合的な学習の時間」が発端でした。

メンバー全員が教え子のため、授業と完全に切り離すことがなかなか難しいので、今は、完全に切り離すのではなく、むしろ学校では教えられないことや時間がなく充分にできなかった活動を休日を利用して、子どもたちを集めてやっているというのが正直なところです。

 

 

 

 

こどもエコクラブを通じて自分自身が変化したことはありますか?また、サポーターとしての活動を維持されている理由を教えてください。awashima5.JPG

初めて作って応募した新聞が県代表に選ばれて、全国フェスティバルに参加したときに本当に大きな刺激を受けました。それまで、「エコ」といえば、ゴミ拾いや、3R(4R)省エネ、節水、節電などの活動に取り組むことだと考えていたのですが、もっと色々な視点があることに気付かされました。

 

 

 

awashima6.JPG粟島という自然豊かなこの地域で、子どもたちと一緒に、自分も楽しめる活動として「生き物調査」「植林活動」などがあるということに気付いたのです。

サポーターとして継続できるのは、「子どもたちと一緒に自分が楽しめるから」ということです。そして、子どもたちに「粟島の豊かな自然を体感し、良さに気付き、大切に守っていってほしい」と、願っているからです。

 

 

■子どもたちを活動にひきつけるコツ・活動を充実させる秘訣などがあればぜひ教えてください!

特に、無理強いをしないことでしょうか。すべて自由参加にしています。強制はしません。

特に、休日に私が実施する活動については、ほぼ口コミで伝達し、「都合がついたら、参加してね。」ぐらいの気持ちでやっています。活動を充実させる秘訣があったら、ぜひ教えていただきたいです。ただ、私も無理をせず、時間の許す範囲で活動を続けたいと考えています。

私も今年で4年目。まだまだ駆け出しで手探り状態です。できるだけ長く続けられることをめざしています。そのためには、無理せず一緒に楽しむことでしょうか。

地域での関係団体などと協力・連携いただくことはありましたか?

村主催で実施しているクリーンアップ作戦という海岸漂着ゴミ拾いの活動や児童生徒会主催の浜清掃や町掃きの活動などは、学校行事としての活動でもありますが、活動しているのはメンバーの子どもたちです。

また、村教育委員会や地域の活性化協議会主催の植林活動などに参加する場合もあります。クラブのメンバーには、できるだけ参加するように呼びかけをします。 

粟島の海岸に生息する、オオミズナギドリの雛の観察は、調査や研究を行なっている長岡技術科学大学や北海道大学、名古屋大学の研究者や学生さんや研究者の案内で、ご指導をいただきながら参加させていただいています。ふわふわの雛と間近に触れ合ったり、一日に体重の1/10も減るなどといった話に子どもたちもびっくりしていました。

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今後の活動への抱負や意気込みを教えてください。

 

実は、全国フェスティバルで、他県の人たちとの交流をとても楽しみにしています。全国フェスティバルに参加するためには、新聞つくりで県代表に選ばれなければなりません。そのためには、新聞の記事になるネタ作りや情報発信が重要だと考えています。

粟島の良さをより多くの人に知っていただくために、もっと子どもたちと活動し、子ども自身に粟島のよさやエコ活動を自覚してもらいたいと考えています。また、全国の仲間の活動を実際に肌で感じて、学んでほしいので、子どもたちには「新聞を作って、全国フェスティバルに行こう!」と呼びかけて活動をしています。

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みんなもチャレンジしてみよう!

「リアルヴォイス」では、幼児から取り組める簡単なプログラムから、学校や地域全体で取り組めるプログラムをご紹介いただけるサポーター&コーディネーターを大募集しています!また「こんなプログラムを紹介してほしいな」というリクエストも同時に受付けています♪

タイトルを「リアルヴォイス」とし、ぜひ全国事務局までメールをお寄せください。
プログラムをご紹介いただいた方は、こどもエコクラブ粗品を差し上げます。
皆様からのたくさんの声(ヴォイス)を、お待ちしています!

こどもエコクラブ全国事務局