2017.06.23 掲載
ユース環境政策提言ワークショップにAll Japan Youth Eco-clubのメンバーが参加しました
環境活動に関わっているユースやNPOおよび環境省が、これからの環境政策について一緒に考えるワークショップにAll Japan Youth Eco-clubのメンバーが参加しました。グループディスカッションでお互いの現状や環境政策に対する考え方を理解し、それぞれの今後の活動や事業につながるアイデアを出し合いました。ワークショップの後に開催された交流会で、活発に意見交換がされてさらに交流が深まりました。
●日時:2017年5月30日(火)19:00~21:00
●場所:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)セミナースペース
(東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学ビル1F)http://www.geoc.jp/access/
●参加者:環境活動を実践している、関心があるユース、NPO、環境省有志 約50名
オブザーバー 約5名(こどもエコクラブ全国事務局、ESD活動支援センター等)
●分科会のテーマ:
1)ユースの社会参画 (14名)
2)SDGs/金融・ESG投資・グリーン経済 (14名)
3)気候変動・温暖化・自然災害 (6名)
4) 環境教育・ESD (17名(2班))
5) 生物多様性 (7名)
●主催:環境省 総合環境政策局 環境経済課 環境教育推進室
会場は、ユースをはじめNPOや環境省の有志の方が集まってぎっしり。環境省担当官より「紙と鉛筆をおいて、今すぐできることからはじめよう」という提案ではじまったワークショップは、とても活気がありました。
実際に分科会に参加したAll Japan Youth eco-clubメンバー(ゆっきー、みっちん、ゆに)にそれぞれ参加した分科会の内容を報告してもらいました。
1) ユースの社会参画(byゆっきー)
ユースが社会参画をしていくために重要なことは何か、今すぐやるべきこと、ユースの社会参画の妨げとなっていることは何かについて話し合った。
妨げになっていることとして、同じ環境活動をしている人の中でも活動する視点や目標の違いがあることが挙げられた。ユースが社会参画を実現するには、同じ「環境」というカテゴリの中で活動している人同士情報共有をすることが重要で、小さな力がたくさん集まって提案することで国の関係省庁を動かし、政策とをつなげることができるのではないかという結論に至った。
2) 気候変動・温暖化・自然災害(byゆに)
森林や河川、土地において管轄の観点が環境省と国土交通省とで違う。環境省は自然を活かす観点を重視し、一方で国土交通省は、経済などの発達を含めた街づくりの観点を重視している。その二つのバランスをうまくとったシステム作りをしていかなければならない。省庁間の協力体制が必要ではないか。
3)環境教育・ESD(byみっちん)
すでにあるネットワークのパイプを太くする「ネットワーク作りが重要」という認識が共有された。
ユースが集まることは増えているが、集まる人が同じことが多く、なかなか輪が広がっていかない。環境以外の様々な分野の人が混ざり活動できることが大切。ユースが先頭を切って中高生と一緒に活動を行うことで、次の世代の興味や関心を持ってもらう活動の輪が広がるのではないかという意見も提案された。さらに問題に対するアプローチも色々な手法があれば、より活発化するのではないかなどが話し合われた。
最後に、全国事務局よりこどもエコクラブall Japan Youth Eco-clubのご紹介と登録を呼びかけて終了しました。
ユースの活動にご興味のある皆さん、ぜひ登録してください!