ユース活動レポート!(5月28日)
2016.06.10 掲載
5月28日(土)に、大阪市のおおさかATCグリーンエコプラザにて、ジャカルタお掃除クラブの方たちと大阪の「せいわエコクラブ」との交流会がありました。
その交流会にユースが参加しましたのでジョーが報告をいたします。
まず、ジャカルタのお掃除クラブとはどの様な団体なのかをご説明いたします。
芦田洸氏さんが率いるジャカルタお掃除クラブは、その名の通りジャカルタでゴミ拾い活動をしています。今回は特別に、日本のゴミに対する文化や教育をインドネシアに持ち帰るために、実際に東京、奈良、大阪を訪れました。
『じゃかるた新聞』という日本人向けの新聞で芦田洸氏さんが「ジャカルタをきれにしよう!」と呼びかけて、集まってくれた15人の日本人だけでゴミ拾いをしたのが原点です。2012年4月29日のことです。
スローガンは “MALU BUANG SAMPAH SEMBARANGAN”で、日本語にすると「ポイ捨てすることは恥ずかしい」です。
当日は、私をはじめ、せいわエコクラブの子どもたち、サポーターはどの様な会になるのかワクワクしていました。
初めに、芦田さんからジャカルタの状況をスライドで見せてもらいました。
私達はこの写真を見て、あまりにゴミの多さに驚きました。そこで、日本からの参加者の小、中学生が次のような質問をしてくれました。(芦田さんが見事に通訳をしてくれました。)
Q.路上にこんなにもゴミが溢れているというのに、驚きました。もしかして、家庭内もこの様な状況なのですか?
A.さすがに、家庭内は綺麗です。しかし、それが、公共の場にまで意識がいかないのです。
Q.活動を続けて4年になって、ジャカルタでゴミ捨てる人の意識は変わりましたか?
A.残念ながら、まだ意識が変わるまでではありません。ですが、10年後は必ず綺麗になっていると思います。なので、今のジャカルタを一度訪れてほしいですね。それを、10年後どれだけ変わっているのかを日本の皆さんにその目で見てほしいです。
次にジャカルタお掃除クラブの方たちからも質問されました。
Q.僕たちみたいな活動を、日本もしていると聞きました。どの様な活動をされていますか?
中学生からの
A. 区民祭りの時にでるゴミの分別の手伝いをしました。これは、ただ皆の意識を変えるだけでなく、ゴミを有効利用する、ゴミの資源化のために行ってます。
小学生からの
A. 毎日のお掃除だけでなく、家庭から出てるペットボトルのキャップを集めて、ワクチンに変える運動に参加してると報告がありました。
小学生がゴミの分別をしているというのに対して、ジャカルタの人たちは、日本はそこまでしているのかと驚いていました。
会の最後にはジャカルタお掃除クラブのダンスを一緒に踊りました。恥ずかしかったけれど、陽気な国民性に触れ、親しみを感じました。
ジャカルタの人たちに向けた、日本からのビデオレターもとりました。メッセージが広がることを楽しみです。
交流会終了後、せいわエコクラブのメンバー、サポーターからの感想として一番多かったのはやはり、言葉の壁は大きかったというものでした。それと、ジャカルタには想像以上にゴミが溢れていること、その中でお掃除クラブを立ち上げ、活動を広げていることへ感動し、これからのエコ活動に刺激を受けたそうです。
日本では当たりまえのことでも、インドネシアの視点から見てみると当たり前ではないことがたくさんあるのだと思いました。
ジャカルタお掃除クラブのメンバーも、新鮮でとても楽しかったと報告を頂きました。
これからも、この様な交流会がたくさん行われることが、全国のエコ活動の活発化に繋がると思います。
また、今回の交流会は、関西学院大学の四年生、長田壮哉さんがお声を掛けて下さったことで開催することができました。長田さんありがとうございました。
ジョー(城ノ下 朗典)
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