お知らせ

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「環境省 こどもエコクラブステークホルダーミーティング2023」を開催しました

2024.01.30 掲載

こどもエコクラブでは、全国の子どもたちが継続的に地域に根ざした環境学習・環境保全活動を行っています。その継続した活動に対して、多くの企業・団体の皆さまにご賛同をいただき、協賛・協働など様々な形でサポートをいただいています。
2024年1月19日(金)、それらの企業・団体、環境省、またこどもエコクラブ事業に対して事業についてご指導いただいている有識者等が集まり、環境に関するトピックスをテーマに情報共有を行う「環境省 こどもエコクラブステークホルダーミーティング2023」を開催いたしました。
 
今回は「ネイチャーポジティブ」をテーマに、20の企業・団体、29名の参加者の他、環境省、こどもエコクラブ事業に助言をいただいているアドバイザリーボード委員や地域で熱心に活動している各地のクラブサポーター、こどもエコクラブに日頃から深く関心をお寄せくださっている関係者を含め総勢60名がご参加くださいました。
 
本ミーティング開催にあたり、環境省総合環境政策統括官の鑓水様より寄せられたビデオメッセージからスタートし、様々なメディアでご活躍されているNHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサーの堅達京子さまより、「ネイチャーポジティブをベースとした気候変動対策・脱炭素の推進」についてご講演いただきました。世界の喫緊課題である地球温暖化・気候変動に向けた「1.5℃の約束」を達成するには人間の力だけでなく自然の力も必要で、「ネイチャーポジティブ」はそのための重要な取組であること、自然の保全は生物多様性に限らず脱炭素、サーキュラーエコノミーなど様々な課題の解決になり、一石二鳥ならぬ三鳥・四鳥・・・六鳥にもなることなど、とても興味深い話を巧みな話術でお話しくださいました。日本が持っている素晴らしい自然は私たちの宝であり、その自然を守ることの重要性や意義についても改めて認識することができました。
そして、子どもたちには「ぜひ自然に触れてほしい、豊かな自然の中で感じたこと・体験したことは必ず自分の中に残って、自然を守りたいと思う原点になる。そして自分たちの環境や自然の様子はどうなっているか、身近なところから考えていってほしい。こどもエコクラブの皆さんに期待しています!」とのメッセージをいただきました。
 
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また、国や企業の取組として、環境省からは、ネイチャーポジティブ経済実現に向けた環境省の取組状況を、企業団体としてキリンホールディングス様からは、キリングループのネイチャー・ポジティブとカーボンニュートラルの統合的アプローチについて、ご紹介いただきました。
 
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クラブの活動発表では、兵庫県「玉一アクアリウム」が参加してくれ、地域の川での生物調査・保全の活動についてメンバーが発表してくれました。
川の様子がいつもと違うので調べたところ、外来種のウシガエルのオタマジャクシが大量に発生していたためみんなで協力して駆除できたこと、外来種のグッピーを発見した時は、グッピーを放流する大人に会えたので外来種が在来種の生き物に与える影響について説明して放流しないよう理解してもらえたことなどを元気に発表してくれました。→当日の発表レポート
まさに身近な地域でネイチャーポジティブの活動を実践している子どもたちの発表に、参加した企業団体・関係者の皆さんはビックリされるとともに、大きなエールを送ってくださいました。
 
今回はこどもエコクラブ事業にご意見をいただくアドバイザリーボードの併催としていたため、事務局からこの1年間のトピックスをご報告しました。
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こくみん共済様プロントコーポレーション様等、企業団体との連携したプログラムや活動に加え、今年度新たに開発した葉っぱに親しむアクションを切り口とした子ども向け脱炭素プログラム、大学生インターンが考案した危険生物の対処法を楽しく学ぶボードゲームなどをご紹介しました。
 

 
今後も、本ミーティングを継続実施し、行政および企業・団体などこどもエコクラブに関わるステークホルダーの皆さまと連携・協働しながら、子どもたちの「環境を大切にする心と行動力」「未来を創る力」を育むとともに、「地域の環境力」の向上SDGsの達成およびネイチャーポジティブにつながるような事業展開をしてまいります。

 

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