2023.11.29 掲載
大分県日田市では、豊かな森林と豊富な水に恵まれた筑後川の水源地域を市民の財産として次代を担う子どもたちに引き継いでいくため、水環境の保全・保護の取組を推進しています。日田市民や筑後川流域に住む方々みんなで水源の保全に取り組むことを目指し、毎年「市民参加の森づくり大会」を開催しています。
こどもエコクラブとして、今年7月に豪雨に見舞われた福岡県・大分県を中心とした九州北部で緑を守る活動をしたいと考えていたところ今回の大会の情報を聞き、以前植樹した苗木の生長も見学できることが分かり参加させていただきました!
「ぶらぶらあぶらクラブ」さんは福岡で活動中のクラブですが、福岡市の水の3分の1を担っている筑後川源流の森を前々から見学したいと考えていたそうで、今回の活動にやる気満々で手をあげてくれました★
集合場所の博多駅から大分県日田市の萩尾公園へはバスで1時間30分ほどの道のり。
バスの中ではみんなで元気に自己紹介してくれました♪なんと8月に出演したラジオの音声も流してくれて、普段の活動内容なども詳しく知ることができました。
萩尾公園に到着すると、植樹した苗木に付ける木のプレートが!みんなプレートに名前やそれぞれの思いを書きました。
開会式では日田市役所農林振興部長のご挨拶や緑の少年団からのメッセージ、植樹方法の説明などがありました。今回植えるのはヤマモミジとヤマザクラの2種類、みんなで合計600本以上植えます。お話を聞いたらいざ植樹場所へ!
当日は晴れでしたが、前日の雨で地面にぬかるみが。転ばないように気を付けながら、みんなで力を合わせてどんどん苗木を植えていきます。
「これはなんの木?」「これは葉っぱが付いてるけどこっちは葉っぱがない!」「生きものがいた!」同じ植樹をしていても、感じること・見つけるものは色々で個性を感じます♪
自分で植えた苗木に、自分の思いを込めた木のプレートを付けて…植樹完了◎
植樹を終えると待ちに待ったお昼ご飯。
主催の日田市から、大分名物「だんご汁」とおにぎり、福岡のお水をいただきました。だんご汁が疲れた身体に染み渡ります。シカ肉の串焼きもBBQスタイルでふるまわれ、メンバーたち大興奮★頑張った後のごほうびは特別おいしいね^^
午後は2017年(平成29年)にこどもエコクラブの仲間が植えた木の生長を見学しに行きました。
6年で木はどれだけ育っているかな?ワクワクしながら向かうと…すぐにわかるヤマモミジ!大人の背丈より大きくなり、キレイに紅葉しています♪
2017年は今年植えたヤマモミジ、ヤマザクラを含む9種を植樹していました。
11月だとほぼ葉が落ちていて、木の種類の特定はむずかしかったのですが、ヤマモミジ以外にも人の背丈ほど生長している木がありました。木の種類によっても生長度合いはちがうし、日の当たり方やたくさんのことが影響して生長スピードも変わります。
さっき植えた苗木と見比べながら、6年で「こんなに?」「これだけ?」など、みんなの中にいろいろな思いが広がっていたようです。6年前の活動にも参加されたプロントコーポレーションの方もいて、感慨深そうにされていました。
シカやウサギに食べられてしまって大きくなれない木もあります。木がちゃんと大きく立派に育つには、とっても時間がかかるんです。みんなで6年前に植えた木のこと、今日植えた苗木が育つ未来のこと、色々なことを考えながらじっくり観察しました。
メンバーは移動中もたくさんのことに興味しんしん。動くものを目の端に捉えてはすかさず発見!木の実や種、カマキリ、カナヘビなど、色々なものを観察できました。普段から様々な活動をしているから、本当に見つけるのが上手です^^
帰りのバスではみんなで一言ずつ感想を言い合ってくれました。福岡の水について壁新聞にまとめてくれたこともあるぶらぶらあぶらクラブのみんな。福岡の水を支える日田市の植樹大会に参加したことで、普段の活動にさらに熱が入るかも!これからも緑を守る活動を続けてね^^
日田市「市民参加の森づくり大会」は毎年開催されています。機会があれば参加して、これからも水と緑を守っていきましょう!
プロントコーポレーションのみなさんも、これからもこどもエコクラブと緑を守る活動を共に続けていただけるとうれしいです!