2020.05.26 掲載
こどもエコクラブでは、熱心に活動している全国のクラブが一堂に会し、日頃の活動をまとめた壁新聞や絵日記をもとに発表しあい交流を深めるとともに、こどもエコクラブを応援してくれている企業・団体の環境への取り組みについて楽しく学び、考える場として「こどもエコクラブ全国フェスティバル」を開催しています。
しかし、2020年冬に発生した新型コロナウイルス感染拡大の影響により、残念ながら2019年度の同フェスティバルは中止となりました。そこで、参加予定だったクラブの作品と全国の仲間へのメッセージを紹介する「紙上・全国フェスティバル2020」を作成、SDGsを切り口としてクラブの作品(日頃の活動)をご紹介します。子どもたちの元気なSDGsアクションをぜひご覧ください。
環境省をはじめとする省庁や企業団体、ユースから寄せられた全国のクラブへのメッセージや地域事務局(自治体)からの作品に寄せられた応援メッセージもご紹介します。
名称 紙上・こどもエコクラブ全国フェスティバル2020
~集結★わたしたちのSDGsアクション!~
主催 公益財団法人日本環境協会(こどもエコクラブ全国事務局)
後援 環境省、文部科学省、厚生労働省、消費者庁
独立行政法人国立青少年教育振興機構、公益社団法人こども環境学会、全国小中学校環境教育研究会、NHK、
公益財団法人日本容器包装リサイクル協会
特別協力 こくみん共済 coop 〈全労済〉 、サントリーホールディングス、タカラトミー、ミールケア
こどもエコクラブのメンバーは興味関心に応じて様々な環境学習・環境活動を全国各地で実践しており、SDGs に関連づけられる活動も数多くあります。この度、クラブの壁新聞の作品をもとにそれぞれのクラブが活動の中で意識しているSDGsの傾向や特徴をご紹介します。
これらの傾向を踏まえ、作品を通してこどもエコクラブの元気なSDGsアクションをぜひご覧ください!
2019年度全国エコ活コンクールで選ばれた受賞クラブ・都道府県代表クラブの壁新聞、受賞メンバーの絵日記をご紹介します。それぞれの作品に寄せられた企業・団体や自治体の応援メッセージも掲載しています。>>SDGsテーマ別一覧(壁新聞)はこちら
[絵日記 優秀賞]
都道府県 | 市区町村 | クラブ名 | 受賞者名 | 絵日記タイトル | チャレンジSDGs |
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千葉県 | 市川市 | みかゆうなクラブ | 森田 美佳さん | りょくちのいきもの | |
滋賀県 | 守山市 | 速野小学校2年生 | 長嶋 美玲さん | びわこ大なまずさんへ | |
静岡県 | 富士市 | 滝川ふれあいキッズ | 遠藤 陽菜さん | 守り続けたい滝川の輝き | |
大阪府 | 大阪市 | せいわエコクラブ | 酒川 真菜さん | 城北ワンドで三回目の在来種保護活動「はじめまして、イタセンパラ。」 |
2019年度全国エコ活コンクールで選ばれた受賞クラブ・都道府県代表クラブの壁新聞、受賞メンバーの絵日記をご紹介します。それぞれの作品に寄せられた企業・団体や自治体の応援メッセージも掲載しています。
【エコ活コンクール表彰者より】[fes2020_message.pdf]
●環境省 大臣官房総合政策課 民間活動支援室 室長 三木 清香さん
美しく生命が栄える地球を未来に受け渡すためには、一人ひとりの意識ある行動が大切です。全国10万人の子ども達が、仲間と共に楽しみながらエコ学習を実践する「こどもエコクラブ」の活動は、近年ますます重要になっています。
関係者の皆様の御支援に感謝申し上げると共に、こどもエコクラブの活動が、子どもの健やかな成長の糧となり、持続可能な社会への一助となることをお祈り申し上げます。
●文部科学省 総合教育政策局 地域学習推進課 青少年教育室 室長補佐 荒木 正寛さん
今回、全国エコ活コンクールに応募された作品はどれも地域の特色を生かしたとても素晴らしい取組だと思います。みなさんもそれぞれ新しい発見があったのではないでしょうか?
子どもの頃の様々な体験が豊富な人ほど、大人になってもやる気や生きがいを持ち、人を思いやる気持ちが高い、という調査結果もあります。ぜひこれからも積極的に環境活動を続け、多くの体験をしてください。
●消費者庁 消費者教育推進課 課長補佐 三次 一徳さん
いま、世界の多くの場所で地球温暖化が原因とされる山火事、台風などによる自然災害の増加や、不法投棄等によるプラスチックごみの増加に伴う海洋汚濁、水温上昇による海水面の上昇などの影響により、多くの動植物が生存の危機に瀕しています。
みなさんが日頃より行っている環境保全活動や環境学習で得た体験や知識を一人でも多くの人達に伝え、その輪が広がることにより、環境にやさしい未来につながります。
この取組を通じて多くの人の「エコ」への「きづき」になることを期待しています。
●こくみん共済 coop 〈全労済〉 常務理事 高橋 忠雄さん
全国のこどもエコクラブの皆さんの活動に対し、感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。
皆さんの積極的で自発的な活動をレポートや壁新聞、絵日記を通して拝見し、たくさんの感動や学びがありました。
これからも皆さんのご活躍に注目していきます。今後も、地域社会と共に積極的な活動をされていくことを心から応援しています。
●サントリーホールディングス株式会社 サステナビリティ推進部 課長 市田 智之さん
全国のこどもエコクラブの皆さんの活動は、本当に素晴らしく非常に大事な取り組みをされています。
こうした皆さん一人ひとりの活動を通じて、より多くの方々がその取り組みを知っていただき、みんなの意識を変えていくことが大事です。
かけがえのない豊かな自然環境を未来に引きつぐためにみんなで取り組んでいきましょう。
●株式会社タカラトミー 関係会社管理部社会活動推進課 課長 高林 慎享さん
こどもエコクラブのみなさんは、いろいろな環境活動をされています。その活動を、みんなに知ってもらいましょう。家族や友達、先生等だれかにお話ししてみましょう。活動をホームページに掲載すること、壁新聞を作って発表することもとても良いことです。まずはレッツトライ!みなさんの活動に出会えることを楽しみにしています。
●株式会社ミールケア 人事部 部長 牧野 哲雄さん
長野県長野市のミールケアです。
昨年の台風による水害にあった時には、全国からの応援メッセージを頂き本当にありがとうございました。
たった一回食べたカレーが美味しかった!なんて、みんなの記憶に残っていてくれたこと、とっても嬉しいです。
これからもおいしいお食事を心を込めて作っていきますので、みなさんの健康を支え豊かな日本食文化を未来に伝えていく取り組みをしていきます。
【全国フェスティバル出展予定企業・団体より】 [fes2020_message2.pdf] >>くわしくはこちら★
こどもエコクラブのOB・OGからなるAll Japan Youth Eco-clubのメンバーをはじめ、現登録クラブの高校生メンバーや地域の大学生たちが、全国フェスティバルの前日準備から当日の企画や運営をサポートしてくれています。
今回は特に、全国フェスティバルに向けて「ユース実行委員」を立ちあげてユース仲間を広く募集し、事前打ち合わせの場でも当日のプログラムに対するアイデアをたくさん出してくれました。メンバーにとって憧れのステキな先輩であり、サポーターにとっては次代の頼もしいリーダーとなっているユースからも、子どもたちにメッセージが届きました。
●All Japan Youth Eco-club他 ユース実行委員
全国フェスでみなさんのステキな発表を聞くのを楽しみに準備を進めていましたが、中止となってしまい、とても残念です。今は毎日不安な気持ちが続いていることと思いますが、こういう時にこそ自然に触れていやしてもらうことが一番!いろんなことが落ち着いたら、いやしてもらったお礼に自然の中でこどもエコクラブの活動をがんばりましょう。また来年、会えますように!!
●目白大学 人間学部児童教育学科 石田ゼミ
みなさんには人や環境のために何かをしたいという強い思い、そして、それを伝える力があります。今は大変な状況ですが、この状況だからこそ何事にも前向きにできることを続けていってほしいです。
今回、全国フェスで発表する予定であった様々な取り組みがあると思います。みなさんの発表を聞けないことはとても残念ですが、その取り組みをさらにパワーアップして、来年笑顔で会えることを楽しみにしています。
●早稲田大学学生環境NPO環境ロドリゲスecoSMILE
さまざまな環境問題の解決には、みなさんの力がぜったいに必要だと考えています。そのため、私たちは子どもたちに環境について考えるきっかけにしてもらいたいと、小学校で授業を行ったり、土曜日や日曜日のイベントに参加したりしています。
わたしたちの活動は、自分の持っている知識をひとに伝えるところからはじまります。みなさんもぜひ今回のこどもエコクラブ全国フェスティバルで発表しようと考えていたことをまわりの人に話してみましょう。
■表紙、開催概要、子どもたちのSDGsアクション、掲載クラブリスト、全国エコ活コンクール表彰者からのメッセージ [fes2020_P1_P7.pdf]
■壁新聞の紹介
▶北海道・東北~関東~中部東海ブロック [fes2020_P8_P23.pdf]
(北海道、青森県、宮城県、秋田県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、福井県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県)
▶近畿~中四国~九州沖縄ブロック [fes2020_P24_P38.pdf]
(三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、鳥取県、島根県、岡山県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、沖縄県)
■受賞絵日記作品、■都合により参加を辞退したクラブの作品 ■幼児クラブの受賞作品 [fes2020_P39_P45.pdf][fes2020_P46_P51.pdf]
■出展予定の企業・団体の紹介とクラブへのメッセージ、全国フェスティバルをサポートしているユースからのメッセージ、
■こどもエコクラブ支援企業・団体一覧、裏表紙 [fes2020_P52_P60.pdf]