2019.05.24 掲載
こどもエコクラブメンバーの登録数全国2位を誇る三重県。
5月16日、クラブの活動を地域で支えてくださっている、市町の地域事務局担当者のみなさんを対象とした研修会が開催され、全国事務局が講師としてお邪魔いたしました^^
○こどもエコクラブでSDGsを進めよう!!
三重県の旗には「がんばりアースクラブ」のマスコット人形がついていました。かわいいですね!! |
2015年に採択された「国連持続可能な開発目標(SDGs)」。日本の政府はもちろん、自治体や企業の施策や活動においてもSDGsを考慮することが求められるようになっています。今回の研修会では自治体のSDGsの取り組みにこどもエコクラブがうまく使えることをご紹介しました。
そもそも、クラブが各地で行っている活動はSDGsに関連するものばかり。SDGsが採択されるずっと前から継続されているものも多数あります。これらの取り組みをSDGsとして明確に位置付けるだけでも、SDGsへの理解を効果的に進めることができます。
また、クラブのメンバーである子どもたちは活動を通して、地域環境への関心だけでなく、思考力・分析力、行動力、コミュニケーションスキルなど、様々な力を着実に身につけています。持続可能な社会づくりを担う人材が各地で育っているのです。
○三重県におけるこどもエコクラブの取り組み
県事務局の環境学習情報センターでは、印刷した壁新聞が一年を通して掲示されています。 |
三重県のこどもエコクラブ事務局である環境学習情報センターからは、県内のこどもエコクラブの現況と県が実施する支援事業についてご紹介いただきました。62あるクラブのうち5年以上活動しているクラブが27、そのうち15クラブは10年以上継続されています。長年活動するクラブの中には、サポーターが若い世代に引き継がれて、新しいメンバーも毎年加わるなど、しっかり地域に根付いているところもあります。
県事務局では、出前講座や交流会の開催など様々なクラブへの支援策を実施されています。市町の事務局との連携を深めることで、県内のクラブの活動がさらに盛り上がることが期待されます♪
○あなたがイメージする「持続可能な社会」とは?
最後は参加者のみなさんでグループに分かれて話し合ってもらいました。「持続可能な社会」とはどのような社会か、その実現に向けてあなたの部署が貢献できることは何か、という大きなテーマでしたが、それぞれご自身のお仕事に結びつけて考えながら、活発に意見交換されていました。こどもエコクラブだけではなく、みなさんが普段取り組まれている業務も、SDGsにつながっているんですね。
○全国事務局より
こどもエコクラブを共に進めていただいている地域事務局の方々ですが、直接顔を合わせてお話しすることがなかなかできません。このような機会をくださった三重県事務局さん、ありがとうございました!!
参加者の方からは、「こどもエコクラブのコンセプトがよく分かった」、「自分の自治体でもできることがありそう」といった声をいただきました。今回の研修会をきっかけに、こどもエコクラブの仕組みをうまく使いながら、地域での環境学習・環境活動を盛り上げていっていただけるとうれしいです。
全国事務局では、地域事務局のご担当(コーディネーター)やクラブのサポーターを対象としたこのような研修会や説明会の講師を承っております。お気軽にご相談ください(^_^)