2019.04.25 掲載
平成31年3月24日(日)国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で、全国フェスティバルのプログラムとして「サポーター・コーディネーター交流会」を開催しました。普段なかなか全国レベルでの交流は難しいので、貴重な機会となりました。時間が限られている中でも、日頃各地域でクラブを運営しているサポーターさんとコーディネーターさんはすぐに打ち解け、様々な意見が飛び交いました!
今回の「サポーター・コーディネーター交流会」は、現役のサポーターと元コーディネーターの協働企画が実現したものです。まずサポーターから、「サポーターの役割とこどもエコクラブの未来」と題して、問題提起と課題が共有され、ユース(こどもエコクラブのOB・OG)が各グループに入って、進行と書記を務めてくれました。
交流
自己紹介の後で、参加者の皆さんがそれぞれのグループで「こどもエコクラブを地域社会に繋げるためには」について話し合い、今後クラブの活動をさらに活性化する方法や、地域の団体と連携して活動を広げていくためのアイデアなどを出し合いました。最後にグループごとの話し合いの結果をユースがまとめ、発表してくれました。
Aグループ
・今回の交流会を通して、
・こどもエコクラブ活動をする場所自体が減ってきており、資金を調達するにも多くの方の理解が必要
・上記について、自分たちで動くこと、環境に興味のある方に積極的に働きかけ、共に活動をする「共働」が必要
Bグループ
「地域と寄り添うエコクラブ活動とは何か、これから何をすべきか」について、
・区や市との繋がりが薄く、普段から発表の場が少ないので、もっと発表の機会を設けてはどうか
・SNSなども使ってもっと活動を広めていくことがよい
Cグループ
「こどもエコクラブを地域社会に繋げるためには」について、
・サポーターがまず人とのネットワークを持っていないといけない
・子どもにエコ活動について興味を持ってもらうということが大切
Dグループ
・小学校でのチラシの配布やイベント時に出展などをすることでメンバーが増えることもある。また、地域の商店街などにも積極的に声をかけるようにしている
・児童館以外の2つのクラブは、親たちがボランティアでやっているため自己負担が大きくなってしまうので、行政や地域の企業に対して積極的にアピールするようにしている
・事業所がないために向こうから連絡をもらう機会がないのが問題点
・こどもエコクラブの事務局から行政や企業へ紹介をして欲しい!
Eグループ
「こどもエコクラブを地域社会に繋げるためには」について、
・人と人とのつながりを大切にするということ
・子どもたちが続けることができる仕組みが必要であるということ
また、こどもエコクラブの課題として、
・学生たちが進学のために継続して行えなくなる、指導する方々がご高齢なってきてしまい、指導する方々が減少してしまっている
さいごに
総括として、草津市の元コーディネーターである宮城さんより、「こどもエコクラブは、SDGsの観点からみても大変意義のある活動で、SDGsそのものの活動であるといっても過言ではありません。このこどもエコクラブを通じて、地域で各主体がより密接につながっていくことで、持続可能な地域づくりに貢献していくことが可能となります。こどもエコクラブがさらに発展できるように、サポーター・コーディネーターのみなさんでがんばっていきましょう!」とお話しいただきました。