2017.07.20 掲載
「佐川急便 高尾100年の森」は、佐川急便が八王子市に持つ社有林で、環境省の「体験の機会の場」にも指定された里山です。
昨年度から、ユースの里山活動として年6回の整備活動を実施し、かん木の繁茂する場所では枝刈りをし、放置されていた間伐材などを片付けてきました。その成果でスギ林にはくつろげる広場ができ、安心して歩けるトレイルができました。人が入れるようになったフィールドでは、生きものの観察がしやすくなり、安全に沢遊びができるようになりました。
今回のプログラムでは、ユースの整備したフィールドにこどもエコクラブが行き、沢の生きもの観察と沢遊びを楽しもうという企画です。ユースにとっては、これまで整備してきたフィールドが、多くの生命を育む場となり、そこに多くの子どもたちが活発に活動する場になったことに喜びを感じていました。
普段から流れが緩やかな沢では、多くのサワガニが見つかりました。それも大きなものから小さなものまで。スタッフから「いろんな大きさがいるのはここで繁殖しているということ。冬は水の中でなくて土の中にいるよ」と解説も。
なんと里山を代表するオオムラサキも観察できました!
最後はこどもエコクラブとユースが交流し、この森でどんなことができたらいいかを考えるワークを行いました。
夜の森を体験したい、流しそうめんをしたい、ツリークライミングをやりたい、森までトロッコを走らせて・・・。
活動はこれからも続きます。
※今回のプログラムは、平成29年度地球環境基金の助成を受けて実施しました。