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2017.01.17 掲載
平成28年12月11日(日)、琵琶湖博物館(滋賀県草津市)で、「サポーター交流会」を開催しました。普段は同じ滋賀県内でもなかなかサポーター同士の交流が難しいとのこと、最初はちょっぴり緊張感が漂いましたが、さすが日頃各地域で元気なクラブを運営しているサポーターさん、すぐに打ち解けて様々な意見が飛び交いました!
滋賀県では毎年、(公財)平和堂財団のご支援の下、「淡海こどもエコクラブ活動交流会」を開催しています。この交流会に全国事務局も参加!大人たちが集まる「サポーター交流会」を行いました。
せっかくなので、近県(三重県・大阪府・兵庫県)のクラブにもお声掛けしたところ、熱心に活動している「四日市尾平イオンチアーズクラブ(三重県)」、「せいわエコクラブ(大阪府)」、「玉一アクアリウム(兵庫県)」が参加して、滋賀県のクラブと活発に交流しました。
また、「サポーター交流会」では、こどもエコクラブ の元気を支えるサポーター同士でコミュニケーションを深めました。
四日市尾平イオンチアーズクラブ(三重県)、せいわエコクラブ(大阪府)、玉一アクアリウム(兵庫県)
淡海こどもエコクラブ活動交流会
まず、学校のクラブと地域のクラブに分かれて、自己紹介をしていただきました。
日頃の活動に対する思いや、自分たちのクラブの悩み・課題をそれぞれのグループで話し合いました。
●地域班のグループでは、
・メンバーの入れ替わりが激しく、特に小学校高学年、中学生になると離れていってしまう。社会人となって戻ってくるケースもあるので、とどめたい。
・サポーターが高齢化しており、代替わりの必要性を感じている。
・子どもたちの自主性を尊重する活動では、安全面の確保が難しい。
冒険遊びや調理活動にしても、子どもたちにけがをさせないように配慮しているが、「けがと弁当は自分持ち」と日頃から教育している。少しはけがをしないと子ども自身も学びがない。
・それぞれのメンバーの学校のスケジュールの調整など、活動日の確保が難しい。
●三重県のコーディネーターさんにご担当いただいた学校グループでは、
・プログラムのマンネリ化があり、どうしても類似のプログラムが続いてしまう。
・資金や助成金を確保したいが、どのように得られるのかわからない。(行政と連携しているクラブでは、その限りでないケースもあり。)
・学校のクラブは、地域のクラブと違ってやりたい子ばかりではない。どのように興味を引き出すのか、授業の一環として活動するので、活動の意味を明確にして、どの学年のどの教科にあてはめるのかを考える必要がある。
などの課題を参加者で共有し、同じ課題を抱えるサポーターさんからうちのクラブではこうやっているなど工夫や提案がありました。
最後に、草津市の元コーディネーターでこどもエコクラブアドバイザリーボードの委員でもある宮城成和さんより
「こどもエコクラブのメンバーは年齢層が幅広い。幼稚園や保育園、小学校といっても低学年や高学年ではまったく発達課題が異なっている。未就学児は何をやっても遊びになってしまうし、小学生には自らやってみたくなるようなプログラムや仕掛けが必要である。発達課題に合わせて、メンバーのみんなが達成感をもてるようにサポーターのみなさんでがんばっていきましょう!」
との総括の言葉をいただきました。