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【2022 壁新聞道場!】たのもーーーう!三重県 その2

2022.09.21 掲載

三重県からは4枚の壁新聞が届いたよ!
今週は三重中学校・三重高等学校 科学技術部の2枚をご紹介★ 西澤師範よろしくお願いします。

三重県 その1

松阪市「三重中学校・三重高等学校 科学技術部」


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三重中学校・三重高等学校 科学技術部①の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!


 三重県中学校・高等学校科学技術部のこれまでの活動は、松名瀬海岸清掃、海岸生物の調査、そして森林の調査などの実地体験で様々な情報をインプットし、それらの活動についてのアウトプットとして発表や環境教育プログラムの開発と実施ととてもバランスのとれた活動をしてきたように思います。その様々なこれまでの活動がコロナ禍や休部でできていないのはとても残念です。令和4年度は活動再開できているのかな。

 今回の壁新聞では、活動を再開するにあったってのこれまでの活動現状と課題が上手くまとめられています。主体性の低下や発表の機会や様々な人と関わる機会が減ってきていることを課題として認識し、今後どのような活動をするのか部員にアンケートを実施し方向性を考察していることもこの壁新聞でよく分かります。ぜひ、まとめにあるように様々な人と関わりを持って、新たな試みにぜひ挑戦して下さい。


とっておきのゴシドウ★

 みなさんが活動している松名瀬海岸について壁新聞でもっといろいろ紹介して下さい。これまで先輩から受け継いできた活動を広く学校外の人に伝えることも重要な活動です。そうすることで、地域の環境や生物を知ることの大切さが様々な人に伝わっていき、その地域で合同で調査ができるきっかけになるかもしれません。

 また、干潟調査以外のプロジェクトで、松阪木綿との海のつながりプロジェクトって面白そうだけど、どんなことをしていたのか気になります。森林でもない、海でもない、木綿栽培とこの環境活動がどのようにつながっているのかぜひ教えて下さい。また、海岸の清掃活動などは、学校のクラブだけで実施しているのでしょうか。地域の方も巻き込んで清掃活動をするなど、他団体と連携することで新しい活動のヒントが生まれることもありますので、ぜひ様々な団体とつながりながらクラブ活動を進めていって下さい。


三重中学校・三重高等学校 科学技術部②の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!

 三重県中学校・高等学校科学技術部の中心的な活動として長年継続している海岸(干潟)生物の調査についてとても詳細に紹介されている壁新聞です。私は海のない町で暮らしており、海に行く機会もそれほどないので、興味津々で読ませてもらいました。三重の伊勢志摩には旅行で行ったこともありますが、松阪市の海岸線に干潟があること、その干潟にウミニナや数種類のカニなどの生き物がいることは今回この壁新聞で初めて知りました。学校のクラブでだからできる継続調査だなあと改めて感じるとともに、毎年実施される定点観測でなければ分からない生き物の生態や発見などこの新聞から様々なことが読み取れます。

 長年の調査結果も掲載されていて、その結果から考えられる考察も興味深く読ませてもらいました。環境問題は1つの原因で1つの結果が分かるというものはあまりなく、様々な要因が絡み合って起こっている現象が多いので、なかなか「こうだ」という結論にたどり着くことは難しいとは思いますが、実際に調査をし結果を記録していくことで解明されることもあります。ぜひ、継続して調査が続くことを願います。

 今回の新聞記事を読んで、松名瀬海岸など松阪市の海に実際に足を運び、それぞれの干潟で生物の動く姿を見てみたいなと強く思いました。そして、ウミニナの見分け方情報をもとに4種類のウミニナを探してみたいです。

とっておきのゴシドウ★

 まだまだコロナが収束しない現状ですが、できることからぼちぼち初めて見ましょう。この壁新聞のように地域の外の人に活動を紹介することなども大切な活動です。コロナの弊害だけでなく、コロナ禍だからこそオンラインでの会議や学びの場が増えたことを上手く利用して、全国のこどもエコクラブや環境活動している団体等とオンライン交流会を実施するなどもできそうです。

 国内はもちろん、ネット環境を使って海外との交流も可能になった時代なので、たとえば、壁新聞の英語版活動情報を世界に発信する試みをしてみるのもいいかもしれません。

西澤師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

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三重県 その1

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