2022.08.31 掲載
宮城県からは2枚の壁新聞が届いたよ!
今週は1枚の壁新聞をご紹介★ 池田師範よろしくお願いします。
宮城県 その1
南三陸少年少女自然調査隊のみなさんへ
師範から一言!
自然調査隊の目的が「地元の自然を知り、そのすばらしい自然を全国に広めよう」という2つの観点になっているところがすばらしいです。地元の自然を知るために、いろいろな体験をしたり調査をしたりして感動や気付きがあったことでしょう。SDGsに向けた活動は今まで以上にいろいろな立場の多くの仲間と協力して取り組むことが有効と考えているので、”広める”といった活動は大切だと思います。新聞で紹介してくれた活動の多くが、他のグループの人たちといっしょに取り組んでいるようなので是非交流を続けてください。
海藻おしばを新聞にたくさんはってくれたので、どのようなものができたかよく分かりました。海藻のすきとおった色と、海藻の成長にともなって自然がつくりだした形は、美しいアートです。海藻おしばを通したリモート交流会では、おたがいに地元の海藻をつかったのでしょうか?新型コロナの影響をうけての生活の中で、リモートで交流できる機会がふえたのは、良かったことの1つだと感じています。
SUPにのって海の中の観察という方法があるのですね。写真をみるとうつぶせになって海の中を見ることができるので、泳いでいるような感覚でとても楽しそうです。私が子供の頃は小さな船にのって、前かがみの姿勢で海の中を観察していたので、すぐに乗り物よいをしてしまった苦い思い出があります。SUPがあれば良かったなぁ。
とっておきのゴシドウ★
陸上に植物と動物がいて生態系のバランスをとっているのと同じように、プランクトンにも植物と動物がいて海の中の生態系のバランスをとっています。干潟や藻場の”食べる→食べられる”のつながり(生態ピラミッド)はどのようになっているか考えてみるのもおもしろいと思います。プランクトンは海の生態系では他の生き物に食べられる立場の小さい生き物がほとんどで、みなさんが観察したように顕微鏡を使わないと見えないほどです。そんなに小さくても数は数えきれないほど多いため、生態系のバランスがくずれると赤潮の原因となることがあります。
ミドリムシのように植物と動物の両方のとくちょうをもったプランクトンもいるのも不思議です。ミドリムシやクロレラといったプランクトンは食品としても利用されていますね。ミドリムシは食べたことがないのですが、ありますか?
池田師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
宮城県 その1
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