逆川こどもエコクラブ (茨城県)
急に暑くなりました。この時期、夕暮れ時に水戸の水田地帯に出向くと、カエルの合唱を視聴することができます。
もっともポピュラーなカエルは「アマガエル」です。水田の稲と水辺を行き来しています。
やや大型で、全国的にトノサマガエルと呼ばれてしまうのが、関東に生息する「トウキョウダルマガエル」です。トノサマガエルは関東地方と宮城県の仙台平野にはすんでいません。主に、上記を除く本州から九州以南に生息しています。
トノサマガエルとトウキョウダルマガエルとの違いは、トノサマガエルはお腹が真っ白で模様がはいりません。
また、後ろ足の中指が上から見ると鼓膜(こまく)に達することで区別されます。
もう一種類、この時期にみられるのは、シュレーゲルアオガエルです。このカエルは、豊かな森林ときれいな湧水と水田がセットになった里山に生息しています。体は模様のないきめ細やかな美しいグリーンです。卵は水田の畦や川の水際に泡を産み付け、その中に卵が入っています。
これからの時期は、初夏の水辺の観察に適した季節です。
クラブメンバーが保全しているホタルも発生してきますので、観賞とともにカエルの調査なども行ってみるとよいと思います。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
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