高槻市立第六中学校・自然観察同好会 (大阪府)
淀川では、平常時に水が流れる低水路の部分を拡幅して水を流せるように改修をおこなったことから、高水敷は冠水頻度が減ってしまい、完全な陸上となってしまいました。そこで、完全に陸上となった高水敷の河床を切り下げて、冠水の頻度を増やすことで、本来の高水敷の姿を取り戻すことになりました。高槻市・三島江の河川敷に位置する「三島江河川敷切り下げ区域」もそのひとつです。現在、この区域では外来種を中心とした雑草の繁茂や伐採したヤナギの再樹林化が、ヨシの生育など大きな問題になっています。河川レンジャー、河川事務所、樹木医の方から指導を受け、昨年度からこの活動に参加しています。今回は淀川で昨年11月に初めて実施した、伐木したヤナギの成長を抑制する「環状形成層剥皮法」の、現地での実験結果を確認しました。「環状形成層剥皮法」とは、幹の樹皮と形成層を環状に削り取って木を立ち枯れさせる方法です。実験木は前回ほとんど違いがわかりませんでしたが、今回は葉が枯れてきているようで環状形成剥離の効果が見られました。前回ワンド内にほとんどなかったミズヒマワリは、かなり繁茂していました。夏から秋にかけての大雨で冠水したことも原因でしょう。種子も水面にたくさんありました。時間の許す限り除去しました。作業は費用や環境への影響のため機械や薬品ではできません。人の力です。この活動はこれからも続けます。
量が多いので休憩もとらず、時間になってもヤナギの伐採やミズヒマワリの除去を続けました。
暑かったので汗だくでした。
剥離法の成果が出ていてよかった。
多くの人が参加してほしいと思います。
高槻市立第六中学校・自然観察同好会(大阪府)
高槻市立第六中学校・自然観察同好会(大阪府)
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