品川区立山中小学校おやこエコクラブ (東京都)
東北大学大学院農学研究科多田千佳准教授をお招きし、生ゴミを使ってバイオガスを生成する実験を行いました。牛の胃の中で微生物の働きでバイオガスが発生するしくみを学び、実際に生ゴミを使って牛の胃の中と同様の環境で生成させるよう、子どもたちが考えながら実験を進めました。すでに別に生成されたバイオガスを実際に点火し、お湯を沸かしてみんなでお茶で乾杯しました♪
牛の胃の中での微生物の働きによる消化のしくみを注意深く聞き、どのようにすればメタンガスが生成できる環境になるかを考え、准教授からの質問にも積極的に答えていました。また、実験では様々な学年の子どもたちが力を合わせて分担して、生ゴミの粉砕、ビタミン液・種菌の調合をしていました。慣れていない低学年の児童を上の学年の児童が教えながら実験を進めていました。
実験のあとに多田准教授の鳴子温泉でのカフェでの事業などの活動をメディアで特集された映像を視聴し、東日本大震災以降のエネルギー供給の変化とともに生活スタイルも含めリサイクルの大切さを真剣に学んでいました。
普段は廃棄される「生ゴミ」がエネルギーを生み出す元になること、微生物の働きが大きく関わっていることを学ぶことができました。みんなが実験で作った「エネルギーの素」から収集されたバイオガスが7月に東北・石巻で活躍するのが楽しみです。
バイオガスを使って2020東京オリンピック・パラリンピックの聖火を燃やそうという取り組みに多田准教授が力を注がれています。このような環境・リサイクルの活動を通して、東北の復興とともに、みんなの明るい未来を灯す火につながっていくことを祈っています。
品川区立山中小学校おやこエコクラブ(東京都)
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