活動レポート

活動レポート

瀬田町漁協研修2 伝統漁法セタシジミ手かき漁体験

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2017年02月12日

実施場所:

滋賀県大津市 琵琶湖瀬田川河口

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

瀬田町漁協の吉田さんの漁船に乗せてもらって、琵琶湖から瀬田川にかわるところで、伝統漁法のセタシジミ手かき漁の体験をさせてもらいました。6mの竹ざおのさきに小さなあみをつけて、船からいっきに川底におろして、船のふちを使って、てこの原理で川底のすなと貝をいっしょにかいてとり、船の上でふるいにかけたあと、石や貝がらなどをより分けました。セタシジミのほかにタテボシガイ(イシガイ)やドブガイもとれました。

参加者のようす

漁協に帰ってきてから吉田さんは、手の中にシジミをいくつも入れてころがして、その音を聞いて、生きている貝の中から死んでいる貝を見つけ出していました。そのあと事務所で、琵琶湖には400万年の長い歴史があるけど、このたった50年で琵琶湖のかんきょうが、すごくわるくなっているとお話ししてくれました。ぼくたちがくらしている中で空気や食べ物がふつうにあるのは、かんきょうがいいから生き物どうしがつながっているからで、空気や食べ物がなくなってこまらないように、かんきょうを大切に守っていかなかればいけないというお話を、みんなでしんけんに聞きました。

感想・気づいたこと・考えたこと

ぼくは、かきあげ漁が初めてだったので、とてもきんちょうしました。船に乗った時、ぐらぐらとゆれたので、びっくりしました。ドブガイ、タテボシガイ、シジミがたくさんとれたので、うれしかったです。また、色々なことにチャレンジしたいと思いました。

その他

報告担当 KK(小4)
※瀬田川の温度と水質:気温3度 ph6.4  総アルカリ度20mg/l 総硬度50mg/l 亜硝酸性窒素0.3mg/l 硝酸性窒素10mg/l

玉一アクアリウムのみなさん 伝統の「セタシジミ手かき漁」を体験し、そして漁師さんが手の中でシジミをよりわける、プロの仕事のようすも見ることができ、よかったですね!
びわこの底のすなは、きれいでしたか?貝や石のほかに、あみに入っていたものはありましたか?
セタシジミは びわこだけに住む固有種(こゆうしゅ)です。
川と海の水がまじりあう水域に住むマシジミは日本中にいますが、さいきんは、外来種(がいらいしゅ)のタイワンシジミにとってかわられている地域もあります。
びわこの生き物や水質や文化などを守るには、知ることが一番の力です。これからもびわこをよろしくお願いします。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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