三条若葉幼稚園 (新潟県)
全園児と職員で草取りをしたり、土を耕して作った畑に年中組は『キュウリ』『枝豆』
年長組は『ナス』の苗を植え、毎日のように世話をしてきました。野菜が実るとみんなで収穫し、幼稚園内にある『神様』にお供えして、自然の恵みに感謝しました。その後収穫した野菜を園で調理して食べたり、家庭に持ち帰って家庭で料理していただいたりしました。家庭からは「今回の事で苦手だった野菜が好きになりました」という声も聞かれました。苦労して育てた経験からか給食でも残すことが少なくなり、生産者さんへの感謝の言葉も聞かれるようになりました。「水って生きていくために大切なんだよね」という声も聞けて、自然の大切さも感じたようです。
土に触れることに抵抗があった子も「野菜の苗さんが元気に育つようにふかふかのお布団(土)にしてあげたいから手伝って」というと、汚れも気にせず畑づくりをしてくれました。毎日水やりをしながら、苗の様子を観察したり、声を掛けたりしていました。年長組は一人一株植えたのですが苗に名前を付けて、可愛がっていましたので、苗に元気がなくなるとお友だちの苗でもみんなが心配してあげていました。それほど大切な存在になれる子どもの一途な心に感動しました。
植物にも心を注ぐ子どもの姿を見て、食べのにも魂があって大切にすれば応えてくれることを学んだ園児たちは、園外の場所でも植物をはじめ、自然を大切にしていこうとする姿勢を感じましたし、給食での残食がほとんどなくなるほど食べ物を大切に思う気持ちも育ってくれたようです。
子供が感じて、大切にしていこうとする姿を見て、保護者の皆さんも共感して下さり、収穫した野菜の調理を家族全員で楽しんでくれ、野菜作りを始めた家庭もあったと聞き、園での活動が大人にも伝わることを感じました。些細な活動でしたが『自然の素晴らしさ』『水・空気・大地がいかに大切か』『きれいにしていくためには努力が必要であること』などを私たち職員も改めて再認識できた良い活動でした。
写真の公開は保護者の同意を得ていないので今回は応募しませんでした。今後は応募してみたいと思います
三条若葉幼稚園(新潟県)
三条若葉幼稚園(新潟県)
三条若葉幼稚園(新潟県)
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