OMRCこどもエコクラブ (沖縄県)
今回の活動はこれまでずっと準備をしていた移動水族館の本番です。4月よりこの移動水族館のために皆で準備を進めてきました。今回の活動日は敬老の日だったので、老人ホームに行き、移動水族館を行いました。集まった子どもたちには緊張の顔が見られました。しかし挨拶をして、みんなで話していると緊張もなくなったのか、いつも通り元気になった所で移動水族館スタートです。
まずは展示している生き物を自由に見てもらったり、ふれ合ったりする時間です。お年寄りの方が魚の名前を聞いてくると、すぐに答えることができました。ナマコ・ヒトデを水から出してふれ合ってもらうときにも名前や生態のレクチャーも出来ていたので、練習の成果が十分に出ていると感じました。中には車イスの方もいて移動するのが大変だと思ったのか、バケツや小さい水槽に生き物を移し替えてテーブルを回っている子もいました。
そのおかげで全員が生き物を近くで見て、ふれ合うことができました。初めて見る魚やさわる生き物もいたのでお年寄りの方たちもかなり喜んでくれていました。
見学の時間が終わると次は子どもたちが作ったオリジナルゲームの生き物クイズと生き物ビンゴを行います。
まずは生き物クイズです。移動水族館で紹介した生き物に関するクイズを3択にして子どもたちが出題します。
ここでも練習の成果がでて、みんな大きな声でしっかりと問題を出すことができました。お年寄りの方たちも楽しそうに手をあげてくれて、大成功。次の生き物ビンゴでも子どもたちが遊び方や文字を書くサポートをしてくれて、ゲームはどちらもかなり盛り上がりました。これで移動水族館は終了です。
今回の活動では子どもたちは練習以上のことが出来ていました。手を拭くタオルを持って行ったり、立ち上がろうとする人を手伝ったりとスタッフが声をかける前に自ら行動出来ていたのには驚きました。子どもたちの頑張りのおかげでお年寄りの方たちも喜んでくれて「毎週来てほしい!」という声も頂きました。今回は子どもたちの活躍がたくさん見ることができて嬉しかったです。これからも今以上に成長できるようにスタッフも全力でサポートをしていきたいです。
8月に訪問予定していた多くの病気の子供たちがいる施設への訪問は、子供たちの病死や伝染病の発生などで中止となってしまいました。中止になったことよりも「病気で苦しむ」子供たちが大勢いることを実感したようです。また今回の老人ホームでは、お年寄りたちの方々の喜ぶ様子を肌で感じて子供たちも良い社会経験になったと考えています。
OMRCこどもエコクラブ(沖縄県)
OMRCこどもエコクラブ(沖縄県)
OMRCこどもエコクラブ(沖縄県)
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