活動レポート

活動レポート

北海道エコ町探検「イワナ大発見」

逆川こどもエコクラブ (茨城県)

活動日:

2015年08月25日

実施場所:

北海道白老郡、登別市、有珠郡

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • ごみ・リサイクル ごみ・リサイクル
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

クラブメンバー2名で、エコ村を探検しました。
北海道の道央南側にある白老町は、サケをあますところなく使用する伝統が引き継がれていました。サケは、保存するため天日干しを行い、鮭とばという燻製まで食用です。骨も天日干しでおつまみに、皮は皮製品や長ぐつにする技術をみさせていただきました。登別では、温泉や鉱山廃水により、魚がすまない川として知られていましたが、魚の影が見えたので、ルアーを投げてみたら、一投目にイワナがかかりました。登別の温泉旅館の人たちはびっくり!先祖から、魚がすまない川として教えられてきた40代のご主人は、自分の町ではじめて、魚を見た!と、大興奮でした。みんなで写真を撮影して逃がしました。きっと、温泉や鉱山からの排水も、今の技術と各旅館の環境配慮によって、川がきれいになってきたのでしょう。

参加者のようす

次は有珠郡、有珠山で有名な噴火の町です。渓流を散策探検しましたが、自然が残され、ごみが一つもみあたりませんでした。きのこでも有名な町、20kmの道路にみちの駅が3か所ありました。そして、その間はガソリンスタンドのみ。。住民の方のためにも、みちの駅が作られ、食料がそろってしまうと、地元の人が言っていました。これは、素晴らしいエコだと、思いました。
噴火により、とってもエコな村でした。

感想・気づいたこと・考えたこと

北海道のこの地域は、昔、火山噴火の教訓により、食料を残さない、地産地消の徹底、学校も自家用車での送迎はなく、完全に徒歩かスクールバス、という、私たちの生活がはずかしくなってしまいました。「生活する」を考えると、とても便利で、すみやすい、エコ町体験ができました。

その他

渓流の景色も最高でした。

逆川こどもエコクラブのみなさん、こんにちは。
昔から自然と仲良く、あるいはうやまってくらす人々が世界には大ぜいいました。江戸時代に生きた人々の自然やものを大切にした暮らしを表した本もたくさん出版されています。
博物館のことを英語でミュージアムと言い、町全体を博物館として探究する取り組みを「エコミュージアム」活動と言いますが、白老町はまさにそういう町です。
1つの自然素材をムダをださずに、いろいろなものに活用する取り組みを「ゼロエミッション」あるいは「ミニマムエミッション」と言います。私もカイコを飼った時は、まゆだけでなく、枝で和紙を作ったり、枝を煮た汁で草木染をして、できるだけゴミを出さないように工夫します。
エコ村での体験をもとに、何か自然素材をいろいろなものに活用できるといいですね。
登別の川でみなさんが釣り上げたイワナを見て、地元の方が「自分の町ではじめて魚を見た」と驚かれたとのこと、本当に素晴らしい大発見ですね。
5年前、さかなクンたちが、絶滅したと思われていた「クニマス」を西湖で発見し、話題になりましたが、これは絶滅した秋田の田沢湖から65年前に西湖に送った卵がふ化したのですが、登別の場合は、地元の人々の環境に配慮する努力が河川の浄化につながった訳で、よりエコな成功例だと思います。
エコまる
逆川こどもエコクラブのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名逆川こどもエコクラブ
  • 所在地茨城県
  • クラブの種類近所や地域のお友達

クラブ写真

茨城県の水戸市を中心に、生物多様性に関する環境学習、耕作放棄地にホタルを再生させて保全する活動、地域ぐるみで地球温暖化防止の啓発と脱炭素に向かうアクションなど、積極的に参加する子供たちとサポーターが楽しく学びながら活動しています。大学生ユースから1歳児まで、持続可能でつながるSDGsを実践しています。

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