岡山ハッケンジャー (岡山県)
5月31日に産卵を確認していたカナちゃん(カナヘビ)の卵3個が無事すべて孵化した。楽しみにしていた子どもたちは大興奮。サポーターは感動するとともにホッと安堵した。当日を含めて36日目での孵化確認となった。
ラスト3個目の卵は、孵化を観察するため、飼育しているメンバー姉妹の家に朝6時台に集合。卵にヒビが入った直後から、皆で固唾を飲んで見守った。卵の割れ目から頭を出してじっと動かないカナヘビの赤ちゃんをしばらく観察。赤ちゃんが動かない為、メンバーにはすこし不安な時間だった。調べたところによると、肺呼吸に馴染ませるのに必要な時間らしい。必死で生まれようとするカナヘビの様子に、メンバー一同、愛おしい気持ちで一杯になった。登校時間が来たため、最後に殻から出てくる瞬間は見えなかったが、忘れえぬ体験となった。
1個目の孵化から、ほぼ半日の間にすべての卵が孵化したことに、まず驚いた。また、卵の管理を通じて、カナヘビの卵は上下をさかさまに置くと死んでしまうこと、また、卵には適切な湿度管理が必要なことを学んだ。とくに、飼育していた姉妹は、土壌の水分補給などを通して、根気強く世話をしていた。卵が土壌の水分を吸って日に日に膨らむ様子も確認した。また、孵化後の卵の殻を指先で触ると、白玉団子の様にもっちり柔らかく驚いた。
情緒的体験としても、科学体験としても、素晴らしい機会となった。誕生の瞬間を見せてくれたカナヘビの赤ちゃんに感謝したい。
岡山ハッケンジャー(岡山県)
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