逆川こどもエコクラブ (茨城県)
水戸市桜川流域に遡上しているサケの採卵調査を11/30、12/8の二回に分けて行いました。サケが遡上してきたのは平成16年、サケをきっかけに逆川こどもエコクラブが誕生しました。当時、私たちクラブの年長組は保育園児でした。まさか、市内にサケが突然現れ、産卵がみられるなんてびっくりしました。その後も毎年桜川に11月になるとのぼってきて今年で9年目となります。採卵調査は、サポーターが特別採捕許可証という調査のために許可をいただき、サケの受精卵の確率データをみています。私たちはお手伝いで参加し、卵の状態を観察しました。
参加して数分後、サポーターが掘る川底からサケの卵が流れてきました。それをキャッチするお手伝いです。初めて参加した子供たちは、川に入れてうれしそうでした。次々に網に入る卵にわくわくする姿がみられました。年長組は毎年、参加しています。とても貴重な体験です。
しかし、ほとんどの卵は白くなっていました。受精できずに死滅している卵だそうです。自然のきびしさを知りました。サポーターが教えてくれた受精率はわずかに3%程度だそうです。100個中に3個しか卵は生きられないのです。なので、日本では古くから人工授精を行ってきたとのこと。なるほどど思いました。
採取卵は、約2,000個、そのうち、生きていると思われる卵は約200個ありました。しかし、受精していないものもあり、最終的に60個くらいが受精していると言っていました。クラブで飼育して観察してみます。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)