福岡工業大学附属城東高等学校 科学部 (福岡県)
和白干潟の絶滅危惧種などを調査する生き物調査のイベントに参加しました。参加者にはバケツとシャベルが渡され、決められた区間を2人1組で掘り起こし、見つけた生き物をバケツの中に入れていきました。1時間半ほど調査の時間が設けられ、その後予め配られていた、干潟の生き物が書かれているパンフレットや、スマホの画像検索等を駆使して、見つけた生き物の名前を調べました。アサリやユウシオガイなどの貝類や、スジハゼやマサゴハゼなどの魚類等、およそ12種類の様々な生き物を見つけることができました。また、配られたパンフレットには、生き物の名前にそれぞれ番号が振られており、最後にその番号の生き物と、自分達が見つけた生き物を使ってビンゴゲームがありました。私たちは3回リーチになったものの惜しくもビンゴにはなりませんでしたが、参加前よりも確実にたくさんの干潟の生き物についての知識を増やすことができ、本当に良い経験になったと思います。
小学生くらいの親子連れが多い印象を受けました。やはり干潟の生き物に強い関心を持っている人達が参加しているようで、最初の干潟についての説明を真剣に聞いていたり、実際の調査時に一心不乱に生き物を観察したりしている様子が見受けられました。最後のビンゴゲームは小学校高学年くらいの女の子が優勝し、バケツやシャベルなどの潮干狩りセットが贈呈されていたのですが、そのときのコメントがとても生き物愛に溢れたもので、その女の子含め参加している子ども達に対して、小学生のときからこんなに熱中している好きなものがあって立派だと思いました。
活動しているときに気になったのが、アオサが非常に多かったことです。区役所の方に話を聞くと、秋はアオサが増加する季節とはいえ、やはり今年は例年に比べ大量に発生しているそうです。しかも、そのアオサは波に打ち上げられている状態でした。干潟の生き物にもなんらかの影響があるかもしれないのでその実態を知って今回調べた生き物たちのためにも何とかしなければならないと思いました。勿論、アオサだけではなく地球温暖化や貧酸素、水質汚濁、埋め立てなど干潟の生き物が減少する原因となる問題はたくさんあります。多くの方々に干潟の生き物について知ってもらい、意識を高めるようなイベントはとても重要だと思うし、私自身もそれらを保全するために何ができるか考える良い機会になりました。参加して本当に良かったと思います。
これからも干潟や海の自然を守っていきます!
福岡工業大学附属城東高等学校 科学部(福岡県)
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