活動レポート

活動レポート

福岡市環境局主催の生き物調査

福岡工業大学附属城東高等学校 科学部 (福岡県)

活動日:

2023年10月28日

実施場所:

和白干潟

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • イベント・交流会 イベント・交流会

SDGs:

  • SDGs:質の高い教育をみんなに
  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:パートナーシップで目標を達成しよう

活動内容

和白干潟の絶滅危惧種などを調査する生き物調査のイベントに参加しました。参加者にはバケツとシャベルが渡され、決められた区間を2人1組で掘り起こし、見つけた生き物をバケツの中に入れていきました。1時間半ほど調査の時間が設けられ、その後予め配られていた、干潟の生き物が書かれているパンフレットや、スマホの画像検索等を駆使して、見つけた生き物の名前を調べました。アサリやユウシオガイなどの貝類や、スジハゼやマサゴハゼなどの魚類等、およそ12種類の様々な生き物を見つけることができました。また、配られたパンフレットには、生き物の名前にそれぞれ番号が振られており、最後にその番号の生き物と、自分達が見つけた生き物を使ってビンゴゲームがありました。私たちは3回リーチになったものの惜しくもビンゴにはなりませんでしたが、参加前よりも確実にたくさんの干潟の生き物についての知識を増やすことができ、本当に良い経験になったと思います。

参加者のようす

小学生くらいの親子連れが多い印象を受けました。やはり干潟の生き物に強い関心を持っている人達が参加しているようで、最初の干潟についての説明を真剣に聞いていたり、実際の調査時に一心不乱に生き物を観察したりしている様子が見受けられました。最後のビンゴゲームは小学校高学年くらいの女の子が優勝し、バケツやシャベルなどの潮干狩りセットが贈呈されていたのですが、そのときのコメントがとても生き物愛に溢れたもので、その女の子含め参加している子ども達に対して、小学生のときからこんなに熱中している好きなものがあって立派だと思いました。

感想・気づいたこと・考えたこと

活動しているときに気になったのが、アオサが非常に多かったことです。区役所の方に話を聞くと、秋はアオサが増加する季節とはいえ、やはり今年は例年に比べ大量に発生しているそうです。しかも、そのアオサは波に打ち上げられている状態でした。干潟の生き物にもなんらかの影響があるかもしれないのでその実態を知って今回調べた生き物たちのためにも何とかしなければならないと思いました。勿論、アオサだけではなく地球温暖化や貧酸素、水質汚濁、埋め立てなど干潟の生き物が減少する原因となる問題はたくさんあります。多くの方々に干潟の生き物について知ってもらい、意識を高めるようなイベントはとても重要だと思うし、私自身もそれらを保全するために何ができるか考える良い機会になりました。参加して本当に良かったと思います。

その他

これからも干潟や海の自然を守っていきます!

福岡工業大学附属城東高等学校 科学部のみんな、干潟の生きもの調査の報告ありがとう!
干潟はプランクトンやバクテリアなどが豊富に生息しているため、多くの生き物がエサを求めてやってくるすがたを観察できます。和白干潟は、福岡という大きな都市の近くでありながら、たくさんの海鳥もやってくるようですね。干潟の調査日は天気も良く、楽しく活動ができたと思います。
さて、調査結果を見ると12種もの生きものを見つけることができました。干潟の生きものについての知識をふやすことができたことが、何よりの成果ですね。一方、アオサがふえているということも分かりました。このことから、地球規模の環境問題にも思いをはせることができました。私たちのできることは、小さいことかもしれませんが、その積み重ねが大きな変化をもたらすかもしれません。活動を続けていきましょう。
次の報告も待っています!
エコまる
福岡工業大学附属城東高等学校 科学部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名福岡工業大学附属城東高等学校 科学部
  • 所在地福岡県
  • クラブの種類学校のクラブ

クラブ写真

こんにちは!科学部です。私たちは日々理科室や和白干潟、博多湾など様々な場所で、実験や研究、天体観測、生き物の調査などを行っています。
2022年に福岡市環境行動賞を
2023年は私たちの日々の活動をまとめた動画で『こどもエコクラブ「動画部門Youth賞(show)」』を
2024年には日本水環境学会から水環境文化賞(みじん子賞)を受賞しました。
さらに第10回世界水フォーラムに日本の高校生代表として発表を行いました。
そしてついに私たち科学部の甲子園にあたる「全国高等学校総合文化祭自然科学部門」で最優秀賞の『文部科学大臣賞』を受賞しました。
今後も活動を報告していくので応援よろしくお願いします!

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