まきのはら水辺の楽校 (静岡県)
昨年6月にサツマイモの苗を植付けを行って、大切に育てて10月末にと11月末に収穫したサツマイモを、麦藁を敷き詰めた臺の中で、2か月間熟成させたサツマイモを、海岸清掃の際に集めておいた、流木をお釜の火種として、サツマイモを蒸し焼きにした物で、芋切干しづくりにチャレンジしました。
蒸し上がったサツマイモを蒸籠から取り出すときに、サツマイモの甘い香りに我慢できなくて、芋切干しを干し網に移動する前に、蒸したてのさつま芋を貪るように食べていました。保護者は、朝ご飯を、あんなに沢山食べたのに、良く食べるねと言っていました。
芋切干しは冷えてしまうと上手に、覆っている皮を剝く事と、芋を切る事ができなくなるので、厚手の手袋で、サツマイモを抑えて、皮を皮むき器で、皮をそぎ落とした後に、専用の芋切干し器を活用して、均等にサツマイモを切りそろえていました。
ただし、サツマイモにはしっかりとした繊維が有るので、繊維に沿って、サツマイモを切断しないと、実がぐちゃぐちゃになり、綺麗に芋切干しの姿にならない事を、失敗して学んでいました。ぐちゃぐちゃになったサツマイモは、お菓子の型に押し込んで、代わり種芋切干しづくりにチャレンジしました。
種芋から苗を収穫して、苗を畑に植えて、苗の乾燥対策や雑草対策で、麦藁を苗の周りに引き詰めて、時々、雑草取りを行って、半年間大切に育てたサツマイモを、10月に収穫して、収穫したサツマイモは少しつづ持ち帰り、残りは2か月間麦藁の臺に包んで熟成させて、真冬で雨の少ない季節になった事を見計らって、芋切干しを作る事を伝えると、大変だけど凄いねと言っていました。
芋切干しは乾燥させて、水分を少なくすることにより、常温で、長期間保存できる保存食品となる事を、体験から学んでいました。
野菜は水分が多く含んでいるほど、新鮮で美味しいけれども、水分が多いと、如何しても傷みやすくなるので、捨てないように、食べ切れるだけの野菜を買い求めて、毎日、野菜を食べる事で、皆が健康になり、農家さんも喜ぶことも発見していました。
家に持ち帰り、芋切干しになる前に我慢できなくなり、食べてしまわないように、事前に準備していた1週間天日干しにした芋切干しを試食すると、もっと欲しいと要望していました。
美味しい芋切干しを食べたかったら、自分達で調理した、サツマイモが芋切干しになるまで我慢して、毎日、観察して、1週間後に、食べるように伝えると、目が輝いいていました。
まきのはら水辺の楽校(静岡県)
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